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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ネオンソーダの泡達のポップ ( No.22 )
- 日時: 2013/04/05 12:44
- 名前: れとら ◆8Odabd9tcI (ID: uM8899vc)
- 参照: 重ッでも最後はハッピーエンドなんで!!!
[mai side]
あたしが絶望した世界は、12歳のあたしにとっては大きすぎた。
学生は学校で一日の大半を過ごすから、学校の出来事が1番だと思ってしまう。
大人には些細なことでも、子供にとっては酷く大きいものなんだ。
学校の友達は、付き合いづらいと思っていた。
中学に行けばいい友達も見つかるかな、とか。
そんなことを思って暮らしていた。
卒業した春休み、幼なじみの若菜と遊ぼうかと電話をしたのが、絶望のきっかけだったのかな、なんて。
「もしもし、あ、若菜?今日、遊べる?」
『あ、えっと、ごめん!今日、無理なんだ』
「そっかー」
その時は何も考えずに電話を切った。
暇だし、団地の裏の空き地に行こうかな、と空き地に行ったのが、間違いだったと今となればそう感じる。
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