コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: ネオンソーダの泡達のポップ ( No.28 )
日時: 2013/08/02 16:32
名前: れとら ◆8Odabd9tcI (ID: 8fHYICVX)
参照: 重ッでも最後はハッピーエンドなんで!!!

[——side]

ケイの話を、マイの話を、ダイの話を。
聞いたら、なにか自信が出てきた。
再び、大好きな音楽を奏でられることを。
再び、仲間と呼べる存在が出来ることを。
奏都を助けられるかも、ということを。
実現させられるかもしれない自信を。

いじめを受けたケイ。
孤独というものを知ったマイ。
愛しい人を失ったダイ。
そして。
音楽が出来なくなった、レイ。



「佐倉さん、——いえ、レイ」

敬語をやめて、ケイは言った。

「ぱちんぱちんと消えていくモノほど、何かを残していくものなんだぜ」

「自分の人生では、皆主役さ」

「エキストラになんて、なれないの」

ケイの言葉。
ダイの言葉。
マイの言葉。

小さく決意。

「ネオンソーダ、やってみます」