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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ネオンソーダの泡達のポップ ( No.3 )
- 日時: 2013/03/27 14:44
- 名前: れとら ◆8Odabd9tcI (ID: MGsyo9KU)
「何処ー?生徒会室」
「あれじゃない?生徒会執行部って書いてある」
西棟1階の突き当たりの右手にある部屋には確かに「生徒会執行部」と書かれていた。
それを見つけた若槻も凄いと思う。
あれ、さっきから私若槻めっちゃ褒めてるな。
生徒会室の前に来て、モモがノックすると低い声で「どうぞー」と返ってきた。
「失礼しまーす」
初めて入った生徒会室は、綺麗で、机が5つ並べて置いてあった。
「どうぞー」の声の主は副会長の、えーと、誰だっけ。
「渡部先生に頼まれてコレ持ってきたんですけどー」
「あ、ありがと。1年?だよね」
「ハイ」
そっかー、と笑う副会長。
めっちゃ人良い。
モモがピーチの香りのシャンプーの匂いを漂わせながら副会長と話している。
「じゃあ、ありがと。そうだ。君らさ、生徒会に入るんだったら言ってよ。今、会計が居ないんだよね。2年の志田に誘われたって言ったら即入れると思うからさ」
副会長の誘いに、ハイ、と答えてから、会釈をしながら扉を閉めた。
ふー、と一息吐くと、モモはピンクの頬をして乙女の顔で話し出した。
どうやら、あの先輩に惚れたらしく。
「モモ、志田先輩と話してるとき、めっちゃ可愛かった」
「もー、佐倉ちゃんってば!でも、本当に甚先輩格好良かったなぁ」
もう名前で呼んでるし!
大爆笑の若槻に、モモはもー、とピンク色の頬を膨らました。
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