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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: うさぎちゃんと野獣君。〜43㌢差の恋〜【100突破(/_;】 ( No.26 )
- 日時: 2013/03/31 17:34
- 名前: ぽちゃりす (ID: gnqQDxSO)
「キス…」
クラスの友達がキスのことを言ってから熊君の唇を見てしまう。
近くにいないときは、頭に浮かんで離れない。
「キス…」
頭がポーッとする。
「うさぎ〜っ!ボールいったよ〜っ!」
友達の声で我に返ったが…遅かった。
「っ!?あだっ!!」
マヌケな声を出して私は倒れる。
「もぉ〜体育の時間にぼーっとしてるからだよ〜って…あれ?おーい、うさぎ」
「ぅ〜…」
友達の声は聞こえるのに、目がぐるぐる回って立てない。
「あちゃー…熊くーんちょっと来てもらってもいい〜?」
「ん〜…熊君〜?」
何で、熊君?
「…何?」
熊君の声が近くで聞こえた。
「この子ボールが顔に当たって倒れちゃったから保健室に運んでくれない?…彼氏なんだし〜」
「ん」
あ…
熊君に持ち上げられたのが感覚で分かった。
お姫様だっこ…。
うっすらと目を開けると、熊君の唇がジャストキャッチっ!
「だはっ!」
私は勢いよく鼻血を噴き出す。
…やってしまった。
もちろん、鼻血は熊君の体操着にバッチリついたわけで…
私の意識もパッチリ…。
「ご、ごめんなさいっ!」
鼻を抑えようとするとその手を掴まれる。
「ははっ大丈夫、大丈夫。俺の体操着を鼻に当てて保健室行くまで抑えてて」
熊君は大笑いすると、自分の体操着を私の鼻に押し付けた。
「で、でもっ!汚れちゃう…」
「いーの、いーの。可愛い反応見れたから、さ」
「?」
熊君…嬉しそう…?
「保健室についたら話すよ」
可愛い…反応?
熊君はニコニコしながら楽しそうに保健室へ向かった。
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