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Re: うさぎちゃんと野獣君。〜43㌢差の恋〜【200突破(/_;】 ( No.44 )
日時: 2013/04/07 15:25
名前: ぽちゃりす (ID: hDIDYMPI)

入学式の日、俺は彼女を見つけた。

違うクラス…。

俺は肩を落とす。

やっぱり…小さい。

彼女は先頭を歩いていた。

あー…やっぱり可愛いんだな。

先輩方や一年の奴らの視線はその子だった。

学年主任が名前を読み上げていく。

「八神うさぎ」

「はい」

うさぎって名前なんだ。

…名前も可愛いのか。

うさぎ…。

彼女にぴったりだ。

ライバルは多そうだな…。

入学式が終わり、俺は彼女のクラスへ向かう。

「八神さーん、隣のクラスの奴が呼んでるよ?」

クラスの奴に呼んでもらうと、彼女は小走りで俺に近づく。

「?」

「あ、えっと…久しぶり」

…久しぶりってなんだよっっ

覚えてなかったら、ナンパだろっ!

だけど彼女は一瞬不思議そうな顔をして、パッと顔を明るくした。

「ノッポさんっ!」

え?

ノッポ…?

「ノッポ???」

「あ、ごめんなさいっ!名前知らなかったから、背高いしノッポさんって勝手につけたんです」

「そうなんだ。俺、熊川空」

「私は…」

「八神うさぎ」

彼女の言葉を遮る。

「え?」

驚いた顔をして俺を見上げる。

「さっき呼ばれてたから…」

「あ、そっか。それで何か用?」

俺の顔をじっと見つめるうさぎ。

目が大きくてクリクリ。

肌もツヤツヤ。

少しダボッとしたセーターが可愛い。

ゆるふわに巻いているボブの髪の毛も彼女らしい。

「あの…」

あ、やべ。

見とれてた。

「あの…嫌だったらいいんだけど、メアド交換しませんか?」

い、言えた。

うさぎはきょとんとして俺を見る。

「は、はい」

照れたように下を向き頷いてくれた。

よっっしゃ…。

心の中でガッツポーズ。







二年になり、同じクラスになったときは飛び跳ねて喜び眠れなかった。

俺は本当に君が好きすぎてヤバい。

君と付き合えたとき泣きそうだった。

絶対に幸せにする。

毎日笑わせてやる。

不安になんかさせない。





大好きだよ。うさぎ…。