かごを持ち遠ざかっていく、”友達”を眺める。アリスの顔には、先程の悪戯っぽい表情も会話を楽しんでいた時の優しい目もなかった。ただそこにあったのは…鋭い敵意、憎悪、そしてほんの少し哀しみ。けれど私は、まだ何も知らなかった。そして、ひどく後悔するのだった。その話は、もう少し後…