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Re: 好き。 〜これは最初で最後の恋〜 ( No.17 )
日時: 2013/04/15 17:27
名前: yuu【ゆう】 (ID: Pmy7uzC3)

第4話○o。.美明目線

「ごめんなさい。…だろうな。」
私は、少しおちついてから、小さく霧原の答えを考えてみた。
きっと答えは「NO」だ。
…ぷっ。
まぁ、霧原と私の間に恋愛感情が生まれるはずないか。
考えてみれば、単純なことだった。
だって…もし、霧原が本当に男の子だったら(もちろん、男子である。)
あんな恥ずかしい事する天然がいるか。
…うん、そうだ。霧原は、天然だ。
まず、今この時点で霧原が「好き」と、いう言葉を知り
私にそれを思っているだろうか、これも「NO」だ。
「はぁぁ…、天然の女たらしだな…」
だって、私にみたいに恋愛経験もない女子が、あんなイケメン
(何か、認めてるw)に無意識で、されたら一発で乙女街頭へまっしぐらだろう。
あいつ…子供じみた事してくれるじゃねぇか…
だが、私は此処で気づいたのだ!!
私の初恋を渡すもんか!!!!
………。
あぁああぁ、もう今日は寝よう。
私にも、霧原にとっても私たちはただの幼馴染にすぎないのだから。

「…っ」

チクン。

あぅ…、もう何か今日は心臓の調子が悪いようだ((
ただの幼馴染で、何が悪い!
まだ「恋」は霧原にとって「未知」のものなんだから。
霧原に早く元気になってもらって、外に連れて行って
「恋」して「結婚」して「幸せ」になってもらおう。
だから。

—明日も私はお見舞いにいこう。

そう思うと、フッと笑顔になった。