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Re: 好き。 〜これは最初で最後の恋〜 ( No.18 )
日時: 2013/04/24 18:17
名前: yuu【ゆう】 (ID: Pmy7uzC3)

第5話○o。.霧原目線
—コンコン。
「…!入ってどうぞ。」
—ガラガラ。
「…あ、千春ちゃん!いらっしゃい♪」
「      」
「……いえいえ!あ、座りなよ!」
「          」

「それ、君の空想でしょ?この人、危なっwww」
と、思った方もいるかもしれませんが、彼女はちゃんといて僕と話してます。
なら、なぜ話し声が聞こえないかと言うと—

彼女は、ある交通事故以来 喋れないからだ。

だから、こうして彼女は手話で一生懸命しゃべっている。
それを、しかも俺はわかるのだ!証明しよう!
まず1回目は『おじゃまします。』2回目は『ありがとうございます。』と、言ったのだ。

「今日はどうしたの??」
『いえ、特には♪遊びにきただけです!すごく暇なんです!先生は、たくさんお薬だすし…早く退院したいです!!』
「…俺も〜」
え〜と…かのじょが少し子供っぽく話すところは…気にしないでいただきたいw
「でも、毎日美明が来てくれるから、楽しいよ!」
『……っ』

あ…、気を悪くしちゃったかな?
実は彼女は耳を悪くした事故の時、両親が亡くなってしまい、見舞いに来る人が、あまりいない。

「あ…ごめん」
『あ…いえ!!そういう意味じゃないですから!私も、美明さん大好きです!』

…?それ以外に、どういう意味があったのだろうか?

——ガラッ。

突如、開く扉の音に俺はすぐ美明だと分かった。

俺の予想は的中し、扉の向こうには美明がいた。


———さっきの千春ちゃんと同じ顔をした美明が。