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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 好き。 〜これは最初で最後の恋〜 コメヨロ! ( No.22 )
- 日時: 2013/04/17 18:50
- 名前: yuu【ゆう】 (ID: Pmy7uzC3)
千春目線
「う〜んと…分かった!!えっと…『こんにちは』かな?」
—彼が私の初恋だった。
『わ〜!!すごいです!!輝くん、手話どうして分かるんですか??」
「え?ん〜と…千春ちゃんと…話してみたくて…徹夜で覚えたんだっ((頭をかく」
—素直で優しくて素敵な彼。
『ふふ♪輝くん、ありがとうございます!私も、輝くんと話せてうれしいです!!』
幼いころから病院で育った私にとって恋愛対象が彼ぐらいだったのもあるけど、私は貴方が好きだった。
「ううん!!」
自分だって辛い病気なのに、病院からこっそり抜け出して花を買って私にくれて看護婦さんに怒られたり、
私の為に(?)手話を覚えてくれて…
私は昔から…あなたに恋をしていた。
いつか両想いになったらな、なんて思った時もあった。
でも…私は分かってた。
彼は…優しい。
だから、こんな私とお話しして、笑ってくれるんだって。
不釣り合いも、いいとこだよね。
でも、私は彼に甘えたかった。
だから「きっと迷惑だろうな」って思いながらも…ついつい彼の病室に行っちゃう。
でも、毎回輝くんは笑顔で迎えてくれて、余計「大好き」って子供みたいな感情が溢れてきて。
『大好き』
私は、毎日こっそり声の出ない口で…つぶやいていた。
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