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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 「好き。」 〜これは最初で最期の恋〜 ( No.25 )
- 日時: 2013/06/11 19:32
- 名前: yuu【ゆう】 (ID: Pmy7uzC3)
霧原目線
「…この街も…ずいぶんと変わりましたね」
病院生活5年。
俺が、病院からでないうちに…この街は随分と変わってしまった。
はじめの頃は、あまり症状がなかったのに
最近は、しんどいなぁ…
「…そうね〜輝くんにとっては、そうかもしれないわね」
最後に外に出たのは…
中学1年生の頃だったかな…?
ずいぶんと前なんだな…いろいろあって、そんな事全然気にしてなかったかも。
多分、美明と今はもうなくなっちゃったみたいだけど公園で遊んだっけ。
…また…遊びたいな…
『それは…君には無理だよ』
「…ッ!?…あ、なんでもないです…」
今のは…俺の心の声か何かだろうか。
…分かってる。
もぅ…こんな足じゃ…そんな事できないって。
でも…こんな事考えたって、な〜んにも変わりはしないんだから
俺は、今ついた花屋でどれを買うか迷うことにした。
「ぁ…これだ…」
俺は花言葉「私の恋を知って下さい」という意味のリナリアという花を見つけた。
「これにします」
「え?はやいわね、これもすてきじゃない?…っと…ハイドランジア!」
「…」
「じょ、冗談よっ!?」
「ですよね」
うん、さすがにこれは嫌かな…花言葉が移り気、浮気、冷酷、自慢…って;
「じゃ、早速買って帰りまsy…「いらっしゃいませ〜〜」…あ!」
「「あ」」
二人の言葉が重なる。
でもこれは、おれと看護婦さんではなく…俺と美明です。
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