コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 『好き』 〜私たちの最初で最期の恋〜【参照130突破!!】 ( No.30 )
日時: 2013/06/11 19:35
名前: YuU【ゆう】 (ID: Pmy7uzC3)

霧原目線

「うん、了解!」

俺はそう言って飲み物に買いに行く美明に手を振った。

「さ、じゃあ戻りましょ」

俺は病室に戻り、美明が来るのを待った。


—ガラガラ。

「美明、おそかったね…ってあれ…?ど、どうしたの…顔色悪いよ?大丈夫…?」

いつもの様にノックも何もせずに入ってきた美明は…すごく顔色が悪かった。

「……うん…平気…なんでもないよ!!」
「そ、そう…?」

う〜ん…?

きぶんでも悪くなったのだろうか?

大丈夫かな。

「そ、それよりさ……霧…」
—コンコン。
「!! あ、はい」

美明が何かを言いかけた所でノックがなり、おれは「どうぞ」といった。

「…はいるよ」
「あ…先生、何か用事ですか??」

部屋に来たのは俺の主医師だった。

「……いや…少しね…大切な話があるんだ…」

先生はチラッと美明を見た。

「!!! あ…じゃ、じゃあ私…外でまってるね」
「うん」

美明は先生の意思を察したのか、部屋をでた。

…にしても、大切な話ってなんだろう…?

退院が決まったとか?

いや、それはないだろうな。

「…輝…くん」
「? 先生?あ、あの…?」

しばらくの静寂。

「その…」

「輝くん…驚かないで聞いて欲しい…いや…それは…無理かもしれないが…」

「…な、何ですか…??」












—『…すまない…君の命は…5か月しかもたない』










「………は?」





俺の…命…が…



「5か月……?」


「すまない…私も…最善をつくしたんだ…」





おれは…



あと5か月で…『死ぬ』の…???