コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

同じく、余命宣告から2日。 ( No.36 )
日時: 2013/06/19 20:50
名前: YuU【ゆう】 (ID: Pmy7uzC3)

美明目線

霧「誰、その隣の人」

あれ?
私たちが病室に入ると、霧原が いつもの姿からは想像の
できないような雰囲気で聞いてきた。

美「え…と…霧原…?あ…えっと…この人は」

翔「はじめまして、市川 翔太といいます。
 東海大学の法科大学院の1年生ってところです。
 君は…霧原 輝くんですね…
 よろしくお願いします、って感じです」

私が説明しようと(って言っても名前くらいしか知らないけど…)
すると翔太さんは、紳士的な笑顔で霧原に顔を近づけた。

でも、翔太さんって「って、ところです」とか「って、感じです」が
口癖なのかな?

美「えっ…東海…!?
 へぇ〜!!すごいですね!!あそこですか!!
 すごい名門ですよね!!」

翔「ありがとうございます、美明さん。えぇ、僕は弁護士を目指しているので。」

霧「…ふ〜ん、法科大学院に弁護士ですか。
 美明とは、どういう関係でここに来たのか見当もつきませんね」

翔「関係ですか…?そうですね…恋人って所です」

美&霧「「ッ!!?」」

翔「ははっ。二人とも面白いですね。ジョークですよ、って感じです」

霧「美明、おれコイツ気に入らない」

美「霧原!?しょ、翔太さんも…も〜…」

何か、二人の空気がこわい…ぃぃ

何で?どうなってんの??

翔「美明さんは、かわいいですね!」

霧「無視しないでいただきたい」

美「え…えっと…???」

翔「無視なんて とんでもない。きいてなかっただけですって感じです」

霧「逆にイラつくのは俺だけでしょうかねぇ??」

美「ど…どうした…」

翔「はい、そうだと思います」

霧「・・・・・・」

翔「無視ですか?」

霧「吐き気がする、多分そいつのせい。看護婦よんで、美明」

美「あはは〜・・・・・・」

なんか、もういやだ・・・

美「あ、あの…翔太さん…また今度…に」

翔「えぇ、分かりました。これ、メアドです。今度、お茶にいきましょうね」

美「はい〜では」

…疲れたぁ…もう…何だったの。