コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

同じく、余命宣告から9日。 ( No.74 )
日時: 2013/06/19 21:10
名前: YuU【ゆう】 (ID: Pmy7uzC3)

霧原 輝目線

霧「う”…に、逃げられた…」

病院の窓から、美明に名前の事を言ったら・・・
—逃げられたのだろうか…あれは。

漣「あの」

霧「へ…?うわあああああああああああぁぁぁっ!?
 …う…ゴホッ、ゴホッ!!」

突如(?)現れた俺より…4〜5歳くらい年上だろうか
医者か研修員の男性が、ぶっきらぼうにも
半分ねぼけているようにも見える目で俺をみつめている。

こんなシュチエーションで、驚かずにいれるだろうか。

漣「霧原 輝……さん
驚きすぎですけど、ってツッコミをしたい所ですが 何を叫んで…」

『さん』の所を、いかにも少し面倒くさそうにつけたした。
でも、上品な感じがあるんだよな…

これは、あれだ。俺の大嫌いな市川っていう奴とおんなじ分類だ…

霧「驚きすぎですけど、っていうか何を勝手に部屋に入ってるんですか!?」

漣「…大塚 漣です」

霧「いや!?名前、教えてとは言ってないんですけど!?」

漣「…天野 千春の研修医です」

霧「担当を聞いたわけでもないのですが!?
  …あ、千春ちゃんの…?」

漫才界で人気になれるほどのボケとツッコミを炸裂し
千春ちゃんの研修医だという事実が判明した。

漣「そうです…貴方の事が好…あ、なんでもないです」

よく分からない事が言いかけた所で
漣さんとやらが口に 手を当て「これで、借りですね」と呟いた。

漣「まぁ、煩くて気になったので来ただけです。失礼しました」

漣さんは、そう言うと あくびをして退室していった。