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Re: 『好き』 〜最初で最期の恋という感情〜【参照500突破!!】 ( No.76 )
日時: 2013/06/13 14:55
名前: YuU【ゆう】 (ID: Pmy7uzC3)

大塚 漣目線

ふぅ…千春が その…輝、というやつを好きでも…ここに来れてよかった。

—俺が恋したのは、数ヶ月前にココに来た時のこと。
 いや・・・正確には、大学生1年生の時かもしれない。

大学1年生…19歳のあの頃。
俺は、親とも上手くいかず、友達とも上手くいかず、夢を押しつけられ
俺は、いつしか生きる希望がなくなっていた。

でも…そんな ある日。
俺が よく書き込みをしていた『人生相談掲示板』…だったかな、
いろいろな事を相談をし合う掲示板で…千春と出会った。

『貴方は、すごく素敵な人です!必要とされてないなんて言わないでください!』
『私は、貴方の味方です!』

ネットの中とはいえ、彼女の言葉は 俺に強く生きる希望をくれた。
それから、1カ月して彼女はこなくなってしまったが…
俺は、もう彼女に…恋をしていたんだと思う。

それから、数年過ぎ…この桜岡病院に研修にきた時の事。

漣「…どうも。大塚 漣です…よろしく」
千『どうも!よろしくです!』
漣「…?しゅ、手話…?」
医者「あ…言ってなかったっけ?彼女、喋れないんだ」
漣「…覚えろ、って事ですか」
医者「…頑張ってくれ」

俺は、彼女に興味を抱いていたので手話を覚え、話せるようになった。

そして、ある日 雑談をしている時

『私、2年前に1か月だけ 退院したんですけど
その時、『じんせーそーだん けーじばん』っていうのに、書き込みしたことあるんですよ!【リィカ】っていう、ハンドネームで!可愛くないですか?』

「…リィカ…?」

『人生相談掲示板』…2年前…1か月だけ…まさか…?
それに 俺が恋した彼女の名前は—…【リィカ】。

俺を支え、ここまで生きる希望となった1すじの光【リィカ】。
それは・・・千春だったんだ・・・