コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 馬鹿に清き一票を! ( No.13 )
- 日時: 2013/05/04 21:59
- 名前: 乙川暮愛 (ID: /eEAG2r9)
「第一回会長戦略会議ぃっ!!」
なんだそりゃ。
......相変わらず変なことを考える椛だ。
「で?もしかしなくても会長になるために何をすればいいかを考えるとかじゃないよな。」
「スケベなくせにわかってるじゃんっ!礼央!まさにそのとおりのことを考えてたよっ!」
放課後。
人のいない教室にて。俺はとても面倒なことに巻き込まれていた。
まぁ、これで椛とつきあえるかもしれないのだから、いっか。
「そうだなー。」
約束もあるから、多少本気で考えてみる。
うむ。
............。
「あ。」
「お、礼央、あった??」
わくわくと期待のこもった瞳で俺をみつめてくる椛に俺は明るく言った。
「それよりも、今日はアニメの再放送があるんだった!実況中継をしながらみなくては!」
「どれだけ最低プロフィールを更新すれば気が済むのよっ!とうとう現実だけじゃなくアニメにまでいってしまったのね、その変態願望は!」
「うっせぇなぁ。そんなこといわれても、本気で椛には無理なのではないかと思うんだが...。」
「まったくっ!」
そんな感じで椛をからかって遊んでいると。
「あ、椎名っ...。一緒に帰ろうぜ...あ、また椎名と一緒にいるのかレオっ!お前...。俺の椛を毒牙にかけようとたくらんでいるのかっ!」
......。面倒くさい人が来たものだ。
「まぁいい、レオ!今日こそ決着を!」
「......おっし椛。じゃあ俺も一緒に本気で考えてやる。二人でな。...二人でなっ!」
重要だぞ、二人ってとこ。
だから馬鹿な椛にも伝わるよう強調しておいた。
「椛、それだから、まずはこうして...。」
「ふんふん。」
馬鹿な椛だが、やっぱり雅球磨が苦手らしく、俺と同様に無視をして話を続ける。
「ってあれ!?無視ぃ!?」
何なんだよ、俺の周りは...。
(え?俺自身のキャラも負けていないって?...諸君、そんなこというと、俺、照れるじゃねえかよぉ。)