コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 馬鹿に清き一票を! 本編も外伝も頑張りますっ! ( No.51 )
- 日時: 2013/05/28 20:39
- 名前: 乙川暮愛 (ID: /eEAG2r9)
...隣を見ると、椛が羨望のまなざしで会長の姿を見ていた。
「.........紅会長...。」
どうやら、彼女に憧れて会長になることを決めたようだ。
そういえば、また遊ぼうねって会長に誘われていたっけ?
「...なあ、椛。お前、紅会長と会ってみたいか?」
「......!」
興奮した様子で、現会長とあう企画に乗ってきた。
「も、ももも勿論、会いたい!喋る!」
嬉しそうに笑う椛を見ると、やっぱり誘ってよかったな、と思った。
★
「おっ、来てくれたのかいっ?礼央クンっ!」
教室を訪ねると、会長はすぐに教室から出てきてくれた。
そして、椛に気づいたようで、元気よく弾んだ口調で聞いてきた。
「ん、キミは誰だいっ?ちっこいねーっ!キミの妹ちゃんも知っている事は知ってるけど、それがこの子かい?」
あ、そんなこといったら、椛は怒るぞ......
「こ、ここここんにちはっ!礼央の幼馴染みの椎名椛でしゅっ!えと、わたくし、紅会長のファンですっ!!」
会長の失言聞いてなかった。
テンバった様子で、真っ赤になりながら必死で自己紹介をしている。
会長は、そっかそっか、よろしくねっ!と握手を求めてきていた。
一瞬びっくりとした表情だったがすぐに嬉しそうに微笑み、よろしく御願います!と握手に応じていた。
...そうそう、会長の場合男子であろうが女子であろうが最初に握手を求めるんだよなー...。
「んでですが会長、久しぶりに抱きしめて下さい。」
「礼央!?」
「.........」
暫く、むぅっと考え込むような動作をしたあと会長は、また陽気に笑った。
「んー、そーだねっ、でも久しぶりじゃないんじゃないかなっ!キミを抱きしめた覚えは無いけどなっ!」
..............そのとーりです...。
その後椛に、こってりとしかられました.........。
でもちゃっかりと会長とメルアド交換していたっぽいけどな。