コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 宮廷物語〜試練時々恋愛〜 ( No.103 )
日時: 2013/05/28 23:31
名前: 音 (ID: HFyTdTQr)

〜参照200記念番外編〜
①カナエ×ショウ Ⅴ

「待ってっ! んっ! もうっ! 浴衣のせいで早く走れないっ!」
「ゆっくりでいいからっ! 俺、行ってくるっ!」

 ん?
 あの泥棒、あんまり足速くない

「待てっ!」
「わぁっ! すいませんっ! ごめんなさいっ!」

 こんな弱そうな奴がなんで泥棒なんかやったんだ?

「それ、返して」
「ショウっ! ごめんっ! ありがとうっ! ——はぁはぁ」

 泥棒は逃げていった。

 カナエは肩で息をしている。

 ——っ!

「ちょっ、ちょっとっ! 何!?」
「ごめん。その格好……」

 俺はとっさにカナエを抱きしめていた。

 理由——走ったせいか浴衣が微妙に緩んで、鎖骨が見えていて、もう少し緩むと胸まで見えてしまいそうだったから。

 俺は別に、そういうのに興味はないけど……

「見ないから、直して」
「えっ」

 カナエは俺の視線をたどって、気付いたようだ。

「あっ! ごめんっ!」

 真っ赤になりながらごそごそやってる。

 しばらくして。

「ありがとう。直したから——」

 俺は、離れようとするカナエをさらにぎゅっと抱きしめて「まだ、このままでいい?」と聞いていた。

 何言ってんだよ俺?

「別に、いいよ?」

「あっ!」

 ——ドドーン

「花火?」
「うん! 綺麗だね!」


 初めて見る花火は、とても綺麗だった。

Re: 宮廷物語〜試練時々恋愛〜 ( No.104 )
日時: 2013/05/28 23:34
名前: 音 (ID: HFyTdTQr)

〜参照200記念番外編〜
①カナエ×ショウ Ⅵ

『はい、終わりました。後半は、作者が予想通り暴走してしまったので、俺らはコメントさせてくれませんでした』
『雰囲気壊れるからね』
『あれっていちゃいちゃっていうの? 俺達の方がいちゃいちゃしてない?』
『純愛ってやつ?』
『俺達も純愛だけど?』
『……』
『はい。なんか意味わからない会話をしてしまいましたが、これで番外編を終わりにさせていただきます。えー。なんか、参照500いったらいちゃいちゃ番外編の第二弾をしようかなー。なんて、馬鹿なこと言ってます。作者が』
『皆さん。本当にすいませんでした。これからも、あたし達共々、宮廷物語をよろしくお願いします』