PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 宮廷物語〜試練時々恋愛〜【更新再開しました!】 ( No.144 )
- 日時: 2013/06/26 19:00
- 名前: 音 (ID: HFyTdTQr)
第四章 *5*
エミリちゃんは結局、ホルンを練習することにした。
ただ、エミリちゃんと私の予定があまり合わないことが分かりエミリちゃんは大体、週に一日くらいしか練習が出来ないみたいだった。
それにしてもエミリちゃん、本当に音楽が好きなんだな。
目がきらっきらっしてたもん。
ああいう子と接するのは楽しみだなー!
さて、楽器を演奏してみようって時にルトが来て『カナエ様、時間でございます』とか言ったんだよ! もう少し待ってよねー! まったく。
——まあ、もう外も真っ暗だったんだけどね。
いつの間に暗くなったんだろう?
エミリちゃんも慌てて持ち場に戻っていってたし……。
大丈夫だったかな? 怒られてないといいけど……。だって私のせいだもんね。
——考えても仕方ないか。
そろそろ寝よう。
明日は午前中自由にしていい(もちろん街に出掛けるときは外出許可を取らないと駄目だけど)って言われたから、お母様に会いに行こうかな。
大した病気じゃないって言ってたけど、やっぱり心配だしね。
その後は街に出て、孤児院に行きたいな。
あ、でも駄目って言われるかな……?
ルトはなんか私が孤児院に関わるというか、孤児院のことを話そうとすると、嫌がるっていうかなんていうか、かなしそうな顔をするんだよね……。
でもでもっ! 事情は説明したから、どうしてもって訳ではないしね。
孤児院が無理そうなら、街の噴水広場に行きたいなー。
孤児院からは少し遠かったからあんまり行ったことないんだけど、時々、音楽が聞こえてたんだよね。
ゆっくり、聞きたいな。
うーんっ! 明日が楽しみっ!
PR