コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 彼は天邪鬼 【オリキャラ募集中】 ( No.125 )
- 日時: 2013/06/15 17:09
- 名前: 莉遠 ◆gX.y9FxA6g (ID: gYu/uyWc)
NO.22『却下!』
美砂:さぁ決めるぞ!体育祭で出る種目を!
旭野高校では体育祭を来週に控えているため、そろそろ種目を決めなければならないのである。そこで体育委員の美砂ともう一人の男子が仕切って体育祭に出る種目を決めるのである。
美砂:え〜っと、陸上部のリレー種目の参加は1チーム1人のみ。ルールはそればっかしで後は特にないよ!黒板に種目書いていくから、やりたいトコに名前書いといてね!
体育委員男子:あ、瀧原、俺が書く。お前確か字が下手だろ?
美砂:そりゃぁ女子にゆう台詞か!怒るぞ!
慎二:なぁ、なんに出る?俺はやっぱ障害物競走とかがいい。一緒に出ようぜ桐谷〜。
涼太:え?ああ、別にいいよ、何でも・・・
雛罌粟:いや、よくないであろう。
と、また急に雛罌粟が登場した。なんというか・・・神出鬼没だ。
雛罌粟:桐谷涼太といえば、陸上部でもないのに・・・正確に言うと運動部でもないのに100m走10秒台というインターハイ出れるんじゃないかというレベル。それを障害物競走に出させる気かお前。
涼太:いや、この間の測定よく他人のなのに覚えてたな。むしろ若干きもいぞ炎泉。
まあ涼太の運動神経の良さはずば抜けているため、有名である。それも天邪鬼のスキルのためであるのだが・・・
慎二:いや、出たい競技に出ればいいんじゃ・・・
美砂:バカ慎二!炎泉のゆうとおりだ!桐谷は絶対リレーのアンカーじゃのぉたらダメ!勝ちに行くよ!
もうぶっちゃけ涼太は何でもよかった。短距離走でも長距離走でも障害物競走でも二人三脚でもいいんだよ。
ただ・・・この無駄に優遇された状況を誰か変えてくれ。
雷:なあ、俺何でもいいから勝手に決めてくれない?体育委員さん?
とウォークマンを聞きながら美砂に言った。
お、おお・・・・
雷:何?
美砂:いや、アンタも運動神経ええから・・・、まあ適当にリレー系に入れとくが、げに勝手に決めてええん?
雷:・・・・・・ちなみに俺の100m走は日本人男子高校2年生の平均は余裕で超えている・・・
美砂:それじゃあ100mリレーにでも入れておくよ?
雷:走順もどこでもいい。最初でも最後でも。面倒くさいが与えられた仕事はちゃんとやるから安心しろ。
涼太:いや、お前イアホンはずせよ。会話なりたってねぇから!
そのまま雷はイアホン外さずに自分の席に戻って本を読み始めた。
美砂:えっと・・・話を戻すが、桐谷はスウェーデンリレーのアンカーでええ?
慎二:ちょっと待てぃ!こいつは俺と二人三脚に出るんだ!
涼太:どうしてそうなるんだよ!てか、嫌だよ!身長も違うし気持ち悪いし!
慎二:気持ち悪いって言うなよ!俺たち親友だろ?
涼太:都合のいい時だけの親友の間違えだろ?
女子:ちょっと待てぃ!
と、とある女子が急に立ち上がった!
女子:や、やっぱり桐谷くんは男女混合リレーに出ればいいんじゃない?
女子は皆はっとして、男女混合リレーに出ようとした。
涼太:くだらね、何でもいいよ。男女混合でもスウェーデンでも・・・てか古畑、俺と一緒に出たいなら一緒にリレー出ればいいじゃんよ。
慎二:嫌だな〜桐谷くん。俺の100mのタイム知ってる?マジ中の上だよ?そういう競技向いてないんだよ〜、なんせ卓球部だから走る系はちょっと・・・
美砂:そうだ!慎二!アンタ男女混合リレーにウチと出ようよ!
慎二:ハァ!?嫌だよ。
雛罌粟:というか、ウチのクラスの男子の人数は他のクラスより少し少ないから2つ出ればいいんじゃね?
あ・・・・
慎二:お前にしては・・・まともなこと言ったな。
雛罌粟:お前に言われる筋合いはないぞ。バカ。俺は普通の人間だからまともだ。
慎二:いや〜、まともだったら進路指導室にそんなたくさん呼ばれないだろ〜
雛罌粟:バカに言われたくないバカ。
涼太:わかったよ、じゃあスウェーデンリレーと障害物競走な。もう勝手にしてくれ。
慎二:いや、二人三脚がいい・・・
涼太:却下!
ということで涼太はスウェーデンリレーと障害物競走に出ることになった。
慎二:あ〜あ〜、折角桐谷ともっと仲良くなれると思ったのによ〜。
涼太:どうしたんだよ、なんか今日いつもより気持ち悪いぞお前。何?ひょっとして俺にほれた?
慎二:んなわけあるか!俺が好きなのは女子だ!だけどよ・・・
昨日、可愛い女の子と褐色の長身の男と楽しそうな会話をしていたという話を聞いた。
なんでだろう・・・彼らは最初に会った時もそう思った。俺が知らないとんでもない桐谷の秘密を知ってるって思った。
だから・・・こいつのことをもっと知りたいと思った。
続く