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Re: 彼は天邪鬼 【アンケートお願いします】 ( No.188 )
日時: 2013/07/18 15:04
名前: 莉遠 ◆gX.y9FxA6g (ID: XOD8NPcM)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

NO.30『バカなことを』


秋山:よっしゃ、お前ら時は来たぞ!


秋山くんとは学級委員である。あまり登場しないんで一応説明をしておく。女子は遠山さんである。


秋山:文化祭!何するか決めるぞ野郎どもォォォ!

遠山:秋山くんうるさい。


とはいえ、多くの生徒はテンションが上がっていた。文化祭とは高校生活のビッグイベントの一つ。当然楽しいのである。



慎二:ハイ!俺、メイドカフェがいい!

北山先生:却下!ここは秋葉原か!

慎二:なにっ!てかなんで玲子ちゃんがこのタイミングで口出すんだよ!

北山先生:メイドのコスプレに吸い付けられる不審な輩が来る可能性がある。しかもテメェ玲子ちゃんってまた呼んだな!しばくぞ。

女子:じゃあ執事カフェ!桐谷くん執事やってよ!

北川先生:テメェら話聞いてたか?メイドやら執事やらツンデレとかなしだ!

遠山:先生、誰もツンデレカフェは言ってないですよ。じゃあ他に何か意見ありませんか?



"お化け屋敷!" "劇!" "模擬店!" "メイドカフェ!"



とまあ色々意見が飛び交うのである。




秋山:え〜っと、今上がってるのはお化け屋敷、劇、映画、模擬店にゲーム系。じゃあ投票制にしようかな〜。皆正の字を黒板に書きに来て〜




慎二:桐谷なんにする〜?俺はあれだな、ゲーム系がいいな〜。

涼太:あれ?お前もう女子にコスプレさせんの諦めんのか?

慎二:諦めてねぇよ。まあ見とけ。つーかその時にはお前にもコスプレさせんからな。

涼太:その際にはお前にもやらせるからな。俺もゲーム系に一票入れとくぜ。


慎二がゲーム系に票を入れたあと、皆にこう叫んだ。


慎二:テメェら!ゲーム系になったら俺は縁日を推す!



縁日?



慎二:縁日っつっても色々ある!単に皆浴衣着ての縁日とかな!ま、女子どもは桐谷に浴衣着せりゃ満足かもしんねぇけど俺は満足しねぇよ!女子どもに色んなコスプレさせてやる!変な接待じゃなければOKだよな玲子先生!

北川先生:まあな。そういう形でメイド服着るとかなら別になんも言わねぇよ。破廉恥なモンじゃなけりゃな。

慎二:勿論女子だけじゃなくて男子にもさせる。つーことで桐谷にも執事でもなんでもコスプレさせやがれ!

涼太:ちょっと待て!俺のコスプレは俺が決めるぞ!



女子も男子もワイワイしだした!これは決まったかな。とそこへ・・・



雷:オイ古畑。

慎二:おお、佐倉。何だろうか?

雷:俺は子供が嫌いだ。ゲーム系になったら間違えなく奴らはウジャウジャ来る。嫌だ。



その一言の我が儘で場の空気が一瞬で凍り付いた。



慎二:えと・・・コスプレは問題じゃないのか?

雷:別に桐谷には需要があるだろうが俺には需要がないからそこは問題ではない。問題はガキだ。蕁麻疹が出る。

涼太:お前はガリレオの湯川先生か?じゃああれだ、裏方やりゃいいじゃんよ。

雷:・・・・・・桐谷、お前はいいのか?十中八九コスプレさせられるぞ。

涼太:一回いいよって言ったから仕方ないだろ。後一言言っておくけど、お前にも需要はあるから絶対やらされるぞ。

雷:バカなことを。嫌だ。

北川先生:あ〜!佐倉!テメェようやく決めかかったのに急に湧き出てくんなボケェ!


と急に玲子先生が怒って言った。


北川先生:いいか、日本は多数決して、多数派が決定されるんだよ。少数派っつーのは意見尊重って言われてもそれは確立されねぇんだよ!つーかお前の言ってるのはただの我が儘だし!

雷:知ってますよ、それくらい。

北川先生:要するに、これは今日中に決めるべき問題。もうすぐチャイム鳴るんだよ。さっさと多数決やれや。

雷:先生本当に教師ですか?

北川先生:いいんだよ、どうせ私はお前らの進路と数学を教えるだけなんだからな。


という玲子先生の教師とは思えないこの言葉で多数決開始、見事にゲーム系、さらにコスプレ縁日に決定したのである。





雷:なぁ、文化祭当日学校休んでいいか?

涼太:欠席扱いになってもいいならいいんじゃねぇの?まあそうなったら風紀委員さんにボコられるかもだけどよ。

雷:だよな・・・面倒くさい。

涼太:古畑はスッゲー嬉しそうだけどな。











?:正義、夏休みに東京へ戻ると聞いたが本当か?


正義・・・それは赤西正義のことだ。正義は今、大阪にいて、家で彼の父とチェスを打っているみたいである。



正義:ええ、友達と会ってくるのです。何やら同窓会をやるということでありまして・・・

正義父:だが私は直前になるまで知らなかった。もう少し事前に教えてくれてもいいのではないのか?私にも予定というものが・・・

正義:別に、時が来たらちゃんと言ってましたよ。自分のことは自分で管理できますよ。久しぶりに彼らと会うんだ、変に邪魔されたくないんですよ。





“チェックメイト”




正義は父に圧勝した。





次回、ついに同窓会篇始動!








続く