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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 彼は天邪鬼 【アンケートお願いします】 ( No.198 )
- 日時: 2013/07/04 21:29
- 名前: 莉遠 ◆gX.y9FxA6g (ID: gYu/uyWc)
NG集・another story NO.3
敦:え〜受験番号32番、村上敦です。
試験官:はい、ではおかけになってください。
面接ナウである。
試験官:では、あなたはなぜ本校に入学することを希望されましたか?
敦:学食がおいしいと聞いたからです。
は?
試験官はお互いに顔を合わせた。
敦:食事がおいしいと勉強もはかどります。普通の勉強設備だけでなく、学食という細かいところまで気を配ってるこの学校を素晴らしいと思ったからです。
試験官:なるほど・・・そういう意味ですか。
敦:食事とは勉強意外にもスポーツやその他の活動においても重要な役割をします。そして、おいしい食事は食べた者のテンションも上がるため、その分やる気が通常の何倍も出ると思ってます。
試験官:そ、そうですね・・・
敦:僕は食事が大好きです。料理はいつも自分がしています。毎日4人の妹や弟たちの朝ごはんとお昼の弁当を作り、朝帰りの母のために体調を崩さないための健康食を作ってあげています。正直これだけの大人数の料理を毎朝早起きして作るのは大変です。
試験官:あ、あの・・・
敦:でも僕は、自分がやらなければ妹たちが飢え死にしてしまうし、自分がやらなければ母も倒れてしまうと思い、毎日苦労しながらもやっています。ですが、毎日やっていくうちに料理が好きになりました。だから、僕はこの学校に通い、おいしいご飯を毎日口にすることで家族によりおいしいご飯を作ってやりたいと思います。
・・・・・・・長いこと話されたがなんかこの子が不憫だ。合格にしよう。
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