コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 彼は天邪鬼 【オリキャラ募集+同窓会篇スタート!】 ( No.240 )
- 日時: 2013/08/03 23:55
- 名前: 莉遠 ◆gX.y9FxA6g (ID: gYu/uyWc)
NO.35『友人でもぶっ潰す』
警備員:ちょ、君たち!危ないって!戻りなさい!中には銃を持った凶悪犯がいるぞ!
正義:うるさい、僕に指図するな愚民が。
涼太:オイ・・・これじゃお前だけじゃなくて俺まで悪い奴じゃねぇか。戻れや赤西!おい、坊ちゃん!
正義は天邪鬼であるため無駄に腕力がある。よって警備員を力でねじ伏せている。これじゃあどっちが犯人かわからない。
そして2人はエレベーターに乗り、展望デッキへ。ただ、作者莉遠は東京スカイツリーなど行ったことがないため想像である。そうしたら銃を持って黒いマスクをかぶった4人組がいた。本当にドラマみたいだ。
黒マスク:オイ、お前ら!何しに来た!撃つぞ!
正義:撃つ?撃ってみろコラ。全発避けてみせるわボケ。
涼太:オイ、マジで落ち着けよ!あいつら拳銃持ってるって。な?戻ろうぜ。俺たち今一高校生。
正義:知るか。僕の予定を狂わす奴は友人でもぶっ潰す。
と言って不敵な笑みを浮かべた。笑っている、だが口元が笑っているだけで目は全く笑っていない。
黒マスク:下の者どもに言ったはずだ。上に来た時点で一人殺していくって。
正義:悪い、聞いてないから。僕はたった今、ここに観光に来ただけだ。誰が死のうが僕は観光させてもらうぞ。
涼太:あっかにしく〜ん。人の命は大切にしよう。
と言って一旦突っ込もうとしている正義をさがらせた。そして今の一言で人質は相当ゾッとした。なぜなら、正義の目は真剣と書いて「マジ」だったからだ。それを察知して涼太は人質を落ち着かせようとこういう話を持ち出した。
涼太:えっと、黒マスクさん?一体東京スカイツリーを占拠して何になるんですか?周りは完全に包囲されている。あなた方に無事はないと思います。理由くらい教えてください。そうすれば俺たちも人質になりますんで。
正義:涼太、何が言いたい。殺すぞ。
涼太:だから目が真剣(マジ)だから怖いんだけど。ガチで殺りそうだから。とりあえずここまで来たら黒マスク退治には付き合うけど、周りの人間を無事に帰したいんだよ。
とこそっと正義に言った。完全に常識人。
黒マスク:ふんっ、お前らが下の奴らの使いだとも限らない。教えるわけにはいかない。悪いが素直に撃たせてもらうぞ。
と言って黒マスクたちは涼太たちに銃を向けた。平和的に終わらせたかったが無理っぽい。だけどこのままじゃおそらく人質の何人かは犠牲になる可能性がある。涼太がどうするか考えていたとき、正義が口を開いた。
正義:じゃあ答えてやろうか?お前らの目的は主張だろ?身代金だったらこんなマスコミとかを集める大々的なことはしない。そして飛行機とかじゃないことを見ると宗教的な自爆テロも考えられない。ならば考えられることは一つ。東京スカイツリーで居座りだったらテレビにも映る、多くの人に自分たちの声が届く。だから何かの主張だろ?
涼太:なるほどね。俺たち、今テレビ見てないからわからないけど筋は通ってる。
正義:ま、おそらく見たところ、下の奴らに抗議の内容を教えようと思ってたところに僕たちが来たから少し動揺しているということか。
やはり赤西正義は頭がいい。状況を少し整理するだけでここまでの推理を展開する。涼太も感心するほどである。
黒マスク:ククク・・・面白いガキ共だ。
涼太:ガキ共っつった?面白いガキにしてくれよ。俺をこの天才くんと一緒にされてもらっちゃ困るんですけど。
黒マスク:我らが主張は仲間の解放。刑務所に入っている仲間の解放だ。もし時間内に解放できなければ・・・
パンっ!
窓を拳銃で撃って粉々にした。
黒マスク:こっから人質一人ずつ落としていく。
“うわああああ!”“きゃああああ!”
など、人質の皆は騒ぎ始めた。涼太も若干冷や汗をかいたが、正義は相も変わらず涼しい顔をしている。
正義:その高さから落とせば死亡はほぼ確定。おそらくクッション的なものを持ってきても無駄だろうな。そしてマスコミの前で人がグチャグチャになるトコを見せつけて全国ネットで放送させることで警察を焦らせる。敵ながら天晴だ。
涼太:お〜い、感心すんなよ。どうすんだこれ。俺たち下手に動けば人質マジで落とされるぞ。
正義:今から作戦を言う。多分これを実行すれば大丈夫だ。
そして正義は小さい声で涼太に作戦を伝えていると黒マスクが天井に向かって発砲した。威嚇のための発砲だ。
黒マスク:コソコソするな。次は本当に撃つぞ。
涼太:す、すいません。えっと、俺たちはどうすれば撃たれずに済みますかね?
黒マスク:とりあえずまず膝をつけ、そして手を挙げた。お前らは怪しいからな、縄で縛らせてもらう。
涼太と正義は膝をつき、手を挙げた。
黒マスク:よし、じゃあお前、俺は銃を構えておくからこいつら縛れ。
黒マスク2:ハイ!
と言って一人は銃を構え、一人は縄で涼太たちを縛ろうとした。
・・・・・・拳銃を所持しているのは2人。主に僕たちと話している主犯格と思われる男と常に人質の近くにいる男。そして2人の銃は同じM80、リボルバー式の銃、おそらく警察官から過去に奪ったもの。つまり弾数は5発。そして主犯格はもう窓に1発、威嚇に1発撃っている。そして下の警備員が拳銃を持っているのを知っているあたり、知能派である主犯格はもう1発撃っていると想像つく。もう一人はおそらく銃の持ち方から見て銃の扱いは素人。僕の言葉で驚いたようであったしあまり知能派でもなさそうだからお前の手腕で力づくで抑えられるであろう。
つまり、主犯格にあと2発撃たせればチェックメイトだ。
続く
これは「彼は天邪鬼」なのだろうか?とりあえずコメディ・ライトではないな