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NG集・NO.39


“もう5年以上前の話だけど・・・あの子、夏祭りにある大切な人との思い出があるの。もしかしてそれがきっかけになるかも・・・”




裕輝：誰だよ・・・その大切な人って？

正菜：彼のプライベートのことだ、あまり深くは追及しなかった。まあ平たく言うと知らん。

慎二：さっきからボソボソと何話してるの？ていうか彼女〜、名前正菜って言うの？可愛いね？俺とデートしない。

美砂：なっ・・・

正菜：何だこのチャラ男。悪いが私はチャラい男はタイプではない。ではな。



慎二：ちょ、待て・・・ゲホッ！



急に慎二は息苦しそうに膝をついた。



慎二：やべぇ・・・心臓が・・・誰か看護を・・・

美砂：慎二・・・ひょっとしてこの人に介抱してもらいたいんか？

慎二：え？いや、違う！


と言って慎二は勢いよく立ち上がった。



正菜：ほう、元気ではないか

慎二：あ・・・

美砂：このドスケベ野郎ォォォ！




この後美砂が慎二の顔面をぶん殴ったのは言うまでもない