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番外編第1弾

NO.1『もしも涼太が彼氏だったら』


この話だけ、あなたは桐谷涼太の彼女である。ただ、涼太の彼女になっておく前にちゃんと彼のことを紹介しておこう。

名前は先ほど述べた通り桐谷涼太。普通の人間ではなく、天邪鬼であるのだが・・・その設定、この企画においては面倒くさい。まあ天邪鬼である。

性格は至って温厚、爽やかで頭もいい。そしてなんといってもその美貌。ジャニーズや若手イケメン俳優並のカッコよさを誇る彼は学校でモテモテなのである。


まあそんなパーフェクトイケメンは普段は女の子のことを見向きもしないのだが、今回はあなたの彼氏なのである。







だが、学校のアイドル、桐谷涼太と付き合っているということは沢山の女子の敵になるということ。そこであなたは・・・




女子a：アンタなんかが桐谷くんの彼女のわけないんだから！どうせアンタが変なこと言って誘惑でもしたんでしょ？

女子b：そうよそうよ！桐谷くんがアンタのこと好きだと思ってんの？勘違いしてんじゃないわよ！




的な感じでいびられることになって、校舎裏、人目のつかない所で泣いているトコからこの話は始まる。



涼太：お、こんなトコにいた。校門前で待ってたのになかなか来ないから・・・って！


あなたの顔を見て涼太は驚いた顔をする。


涼太：泣いてる？え？泣いてるのか？どうしたんだよ。



と言って涼太はあなたの隣に座ります。



涼太：ったく、泣いてる顔もぐっとくるけどさ・・・やっぱり、お前の顔は笑顔の方がもっとぐっと来る。



涼太はあなたに顔を近づけます。そして涼太は自分の額にあなたの額をこつんとぶつけます。



涼太：何があったか知らないけど、これだけは言っておく。彼氏ってのは彼女を笑顔にするためにいると思ってんだよ。だから、俺の前だけでも・・・笑顔でいさせてやるよ。





そしてその近づけた顔で、そのまま2人の唇が重なる・・・・・・などということはありません。涼太は爽やかであり人思い、別に口下手というわけではないので、慰めるような言葉はたくさん言ってくれます。ただ、あくまで恋愛に関しては奥手。草食系男子なので行動を起こすのは苦手なのです。


涼太は顔を赤くして、あなたから顔を遠ざけます。そしてスーパーイケメンスマイルを浮かべて言います。




涼太：俺はいつだってお前を笑顔にさせてやるよ。だってお前のことが・・・その・・・








“好きだから・・・・・・”












○作者のあとがき



涼太は本編ではAKB48並の恋愛禁止令を出しています。だから絶対恋愛で奥手。なかなか街中でも手をつないだりしないし、キスなどもあまりしてくれなさそう。

だけどとても優しいし気遣いができそう。傷ついている彼女を見たら上記のような（本人自覚なしの）甘い言葉で慰めてくれる。そして決めるときは決めてくれる気がする。待って待って待ち続けて最後の最後でやっと行動してくれそう。


つまり、ガンガン攻める恋をしたいなら彼は無理。草食系男子が好きな方にオススメします。


ただ・・・肉食系女子の方も彼に恋してしまう最大の要素、『パーフェクトイケメン』ということがあるんだよな〜。だからモテんだよな〜。




さて、イケメン書くのが苦手だし恋愛モン書くのが苦手だったのにこんなのを書いてしまいましたがどうだったでしょうか。

次は裕輝！彼は肉食系なのでガンガン攻める恋をしたいあなた、次回をお楽しみに！