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番外編第1弾

NO.3『もしも正義が彼氏だったら』


この話だけ、あなたは赤西正義の彼女である。ただ、正義の彼女になっておく前にちゃんと彼のことを紹介しておこう。

名前は先ほど述べた通り赤西正義。普通の人間ではなく、天邪鬼であるのだが・・・その設定、この企画においては面倒くさい。まあ天邪鬼である。


性格は・・・色々アウト。一言で言うとヤンデレ。普段は温厚な性格なのだが一度キレるとすごくドＳになり、彼に逆らうことができる者は誰もいなくなる。容姿は特に言う必要もないのだが、御曹司と言うこともあり、なかなか上品である。



まあそんなドＳ御曹司赤西正義は取りあえず今回はあなたの彼氏である。



舞台は赤西正義の部屋である。あなたは彼の部屋に入ります。



正義：ああ、すまないね。わざわざ来てもらって。ゴホゴホッ！



正義は風邪をひき、寝込んでいる。その看病のためにあなたは来たのだ。



正義：ちゃんと医者にも診てもらったし、君も来てくれた。すぐに治るさ。



本編では散々ドＳを爆発させていたが今は病んでいる。あ、性格的じゃなくて肉体的意味でね。だからあまり強気にはなれないし、ちゃんと彼のフォローのため言っておくが、普段は温厚で優しい奴なのである。普段は。



正義：そんなトコに突っ立ってないで近くに来てくれよ。ほら、ベッドの側に椅子が置いてあるからここに・・・来てくれ。



熱で顔が火照っているの半分、今の台詞に照れているの半分なのであろう。彼の頬は少し赤いのだ。そしてあなたはその椅子に座ろうとしたら正義に手を握られ、ベッドに引き込まれます。だって彼はお金持ち、ベッドはむっちゃでかい。


正義：好きな女が僕の家に来ているんだ。僕も男だ、何もせずにはいられまい。


と言っていきなり正義はマスクを外し、あなたの唇に自分の唇をくっつけます。結構深く・・・


しばらくして正義は唇を離し、あなたにこう言います。



正義：知っているか？風邪は人にうつすと治るんだ。だから、僕のウイルスをお前にうつし、病に犯してやるよ。



と言って再び口づけをします。

まさかの恋人に対して風邪うつしてやる発言。そんなドＳが赤西正義なのである。



正義：僕の風邪が治るまで・・・お前を・・・離さない。




正義の熱が伝わる。ものすごい力で抱きしめられているため、全身から熱が伝わってくる。あなたも段々火照ってきて、正義に離してもらうことを頼もうとしたら・・・





正義：すーっ、すーっ



完全に寝ていて、あなたはもう逃げられなくなっていた。仕方なく、あなたも全身の力を抜いたとき、正義がにやりと笑った。



正義：そう、お前は僕のものだ。






“逃げられると思うなよ”










○作者のあとがき


バカヤローだ、こいつ。人に自分の風邪をうつそうなんぞ、まさに鬼畜外道。一回死ぬべきだ。

こいつは肉食系というか絶対束縛系。彼女を自分好みの女にしっかり調教しそうだ。ドＳだし。

ただ今回みたいに弱ったときは少しデレが入る気がする。ツンデレというほどツンでもないし、クーデレと言うほどクールでもない。何が当てはまるだろうと考えたとき“ヤンデレ”。当てはまりすぎやないかい！



さて、もしも企画はこれで最後。また機会があればやってやろうと思います。ただ・・・恋愛系はキツいぜ〜〜〜!!!