コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 彼は天邪鬼 【総選挙開始!ご協力お願いします】 ( No.351 )
- 日時: 2013/09/30 21:10
- 名前: 莉遠 ◆gX.y9FxA6g (ID: leOS3oG6)
special story NO.2『白雪姫その2』
麻美:では、気を取り直して・・・白雪姫は王妃様によりお城から追い出されました。そして王妃様は、狩人に白雪姫の心臓を取ってくるように命じました。
—そこで狩人役・沢田華が現れる。
華:(な、ななななんで私が狩人役なんだろう?だってこういう役って普通男性の役じゃないの?
夏姫:だ、誰あなた?
華:わ、私は狩人。王妃様の命のより、あなたの命、頂戴します。
夏姫:え、そ、そんな・・・私、何も悪いことしてないのに・・・
麻美:涙ぐむ白雪姫に同情した狩人は、白雪姫にこう言うのです。
華:え、え〜っと・・・か、かわいそうなしらゆきひめ・・・おうひさまにはなんとかごまかしておきますので・・・
夏姫:えっと・・・ちょっと棒読みすぎない?何言ってるのかよくわかんないんだけど・・・
華:え?え?あの、その・・・すいませんでしたっ!
麻美:・・・・・・これは、先に進めていいのでしょうか?
慎二:ああ・・・いいよ、一応狩人が白雪姫を見逃すっていうのはわかってるみたいだし。先、進めちゃって?
麻美:わかりました。えっと、狩人は豚の心臓を王妃様に献上することで欺きました。そして白雪姫はというと、森で彷徨っているのです。そこで、7人の小人に出会うのです。
—そして小人B役・神木智、C役・桐谷涼太、E役・佐倉雷、F役・瀧原美砂、G役・村上敦が現れる。
智:お嬢さん、こんな夜遅くに森で歩いていると危ないですよ?何やら疲れているご様子、どうかなさいましたか。我々小人でよければ、あなたの助けになりますよ。
涼太:ずいぶんと丁重だな、神木・・・じゃねぇや。小人B。
智:美しい女性はきちんとエスコートしなきゃダメですよ。小人C。
夏姫:え?カミリン、私のこと美しい女性って言った?嬉しい〜・・・
智:白雪姫は美人という設定なのです。小人であれ、我々も彼女に見とれるべきですよ。ちなみに僕はカミリンじゃなくて小人Bです。
夏姫:設定で悪かったわね!
涼太:話もとに戻すぞ。えっと、白雪姫、ここは危ないので是非俺たちの家へ来てください。そこへ行けば安全だよ。
夏姫:え?嫌!
涼太:なんで!?
夏姫:男の人たちが女の子を家に連れ込むなんて・・・やらしいこと考えてるんでしょ!男の子なんて皆変態だもの!
涼太:あのさ、なっちゃん・・・じゃねぇや、白雪姫。このりょーくん・・・じゃなくて小人Cが変態に見えますかね?ていうか7人の小人に助けられないと話進まないの!
夏姫:嘘をつかないで!だって・・・5人しかいないじゃない!りょーくんは違うと思うけどそこの目の冷たい男なんて絶対やらしいこと考えてるでしょ!アンタよアンタ・・・小人E!
雷:俺か!俺のどこが変態だ!
夏姫:知ってるんだから!どっかのNG集でエロ本持ってたでしょ!変なこと考えてるなんてバレバレなんだから!絶対いかない!
雷:この女の頭はどうなってるんだ?
智:岸谷さんはちょっとネジが外れているですけど、ただの女の子ですよ?ていうか確かに5人しかいないようですね、残る2人はどうしたのでしょうかね。
涼太:ていうかなっちゃん!じゃねぇや白雪姫!そっち行っちゃダメだって!台本無視しちゃダメだって!オイ!古畑!
“カーーーーット!”
慎二:何やってんのおたくら!女の子の一人ナンパも出来ないのか?
智:ナンパは違います。
美砂:つーか慎二!
慎二:何?
美砂:なんでウチ小人なんよ!他の女の子は皆ちゃんとした役なんになんでウチだけ男にまじって小人Fなんよ!どがぁなことよ!
慎二:あ?別にいいだろ?だって別にお前が可愛い衣装着てるの見たいわけじゃないし、1人小人役足りなかったしさ。
美砂:鈍感!この鈍感!
慎二:あとさ、えっと村上くんだっけ?本編で会ってないけど。
敦:モグモグモグ・・・・・・なんか言った?
慎二:何ポップコーン食べてんだよ!ポップコーン食べるのはこれ見てる人だから!つーか全く喋らないし!喋ろうともしないし!
敦:う〜〜〜ん
・・・・・・・・・
敦:ねぇ、ポップコーンおかわり。
慎二:黙った後の台詞がそれ?も〜、背高いから若干威圧感あるけど性格的には威圧のかけらもないんだよな。
雷:それより、なぜ7人の小人が5人しかいないんだ!
智:仕方ありません、サボりのようですね。これを立てておけば誤魔化せるんじゃないんですか?小人ですし。
と言って智くんが取り出したのは・・・リカちゃん人形だった。
智:ちなみにこれ、智美のですので。変な妄想しないでくださいね?
涼太:いや、いくらなんでもこれじゃ誤魔化せねぇだろ?ていうかマジでサボり誰だよ?語り部!
麻美:え〜っと・・・なるほど、あの2人ですか。炎泉先輩と紅坂先輩です。おそらく紅坂先輩が「だっり〜」とか言ってサボったのでしょう。
“オイコラ離せ!こんなかったり〜こと、やってたまっか!”
“離せ!貴様、俺たちにこんな仕打ちしてタダで済むと・・・オイ、やめろ!”
涼太:噂のお二方の声がするんですが?
そして舞台そでから二人のガキをつまんだ北川玲子先生が出てきた。
北川先生:このガキ共がサボってたトコ偶然見ちまってな。連れてきたが、これでよかったか?
慎二:玲子ちゃ〜〜〜ん!愛してるぜ〜〜!
北川先生:玲子ちゃん言うな!あれだな、学校戻ってきたら課題用意してあるから覚悟しておけ!
慎二:OH,NO!でもありがと先生!さあ、人数も揃ったところで、劇を再開しますか!
奈々瀬:ふざけんなよ〜、俺やる気ねぇ〜
雛罌粟:俺だってやる気ないぞ。帰らさせてもらう!
雷:ふざけんな、だったら俺だって帰・・・・・
智:今帰った奴、顔覚えておいてるんであとでどうなるか楽しみですねぇハイ。赤西くんに報告しておきます。
“すいませんでしたっ!”
その3に続く