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Re: 彼は天邪鬼 【総選挙開始!ご協力お願いします】 ( No.352 )
日時: 2013/10/02 21:50
名前: 莉遠 ◆gX.y9FxA6g (ID: leOS3oG6)

special story NO.3『白雪姫その3』


麻美:では、改めて・・・白雪姫は7人の小人の家へ行きました。そして白雪姫は小人たちと共に暮らすことになるのです。



雛罌粟:チッ、白雪姫・・・。俺たちはこれから仕事へ行く。

夏姫:あ、私も・・・手伝うよ!

奈々瀬:あ?ほんと?じゃ、だっり〜から俺の代わりによろし・・・

雛罌粟:お前も一緒に行くんだよ!

敦:よ〜し、じゃあ俺はごはん作っておくから皆行っておいでよ。

夏姫:あ、じゃあ私がごはん作る!あと、裁縫とか・・・制服とか・・・、私のできることをやるよ!

智:でも・・・白雪姫はお客様です。お客様を働かすわけには・・・

雷:働かざる者食うべからず、だ。ここで暮らす以上、白雪姫にも働いてもらった方がいいだろ。

涼太:じゃあ俺たちは仕事に出かけてくるけど、その間、決して誰も家に入れてはいけないよ。

夏姫:どうして?




涼太:王妃様は怖〜いからね。あなたがまだ生きてると知れば彼女は何を仕出かすかわからないからさ・・・いい、絶対だよ。

美砂:じゃ、行ってくるね〜〜!



麻美:そしてちょうどその頃、王妃様はいつものように鏡にこう尋ねているときなのです。


蔵良が再び登場します。


蔵良:またこの恥ずかしいセリフ言うのね。コホン、か、鏡よ鏡、この世で最も美しいのはだあれ?

優莉:ハイハイ!再び登場、鏡だよ〜!今回は躓かないんだから!

蔵良:ちょっと、鏡が出しゃばらないでよ!さっさと答えなさい!私なんでしょ?私っていいなさい。ほら。

優莉:ん〜っとね、山を越えたその向こう、七人の小人の家にいる白雪姫だよ〜。王妃様じゃないね。

蔵良:ハァ!?なんでアイツが生きてるのよ!あの狩人・・・寝返ったわね。悔しい!こうなったら私の手で殺ってやる!そして今度こそ私が白雪姫で王子が涼太になるんだから!

優莉:多分夏姫ちゃんいなくなってもそんなケースにはならないんじゃないかな〜〜。




麻美:そして王妃様は、物売りの老婆に化け、毒林檎を持って7人の小人の家に行きました。




蔵良:お嬢さん、こんにちは。アンタに贈り物があるんだ。

夏姫:絶対人を入れちゃいれないとは言われたけど・・・どう考えてもお婆ちゃんだし、大丈夫よね。



麻美:そう考えた白雪姫は、老婆こと王妃のことをあっさり家の中に入れてしまったのです。


蔵良:ハイ、美しいお嬢さん。とってもおいしい林檎よ。さあ、お食べ。

夏姫:え?遠慮します。

蔵良:え?ちょっと・・・

夏姫:もうすぐ夕食なんで、今お腹を膨らませるわけにはいかないの。けど、折角なんで食後に皆で食べさせてもらうわ。ありがとうね。

蔵良:あの・・・今食べてもらわないと困るんですけど・・・


麻美:・・・・・・えっと、総合監督呼びますかね?



蔵良:けど、このまま食べるのを待ってたら涼太・・・じゃなくて小人C来るわよね。じゃあ待ってようかしら〜



麻美:王妃様もただの変態でした。誰か、この状況を打破してください!



そうしたらコツ、コツと誰かの足音が聞こえた。それは赤西正義だった。



正義:やあ、そこにいるのは白雪姫ではないか?

夏姫:あ、ああああ赤西くん!赤西くんは別に今回劇に出てなかったんじゃないの?

正義:ふふふ、こんな大きな舞台でこの僕が出ないとでも思ったかい?それに今の僕は、赤西くんじゃないんだな。

夏姫&蔵良:は?

正義:今の僕は、幻の種族、ドワーフの末裔Xだ!

夏姫:幻の種族?

蔵良:ドワーフの末裔?


麻美:それって・・・要は小人Xじゃないですか!ちょっとかっこよく言ってるけどそれ要は小人Xですよ!何なんですかこの人。なんでXなんですか?


正義:ふふ、ポケモンXYが発売されるらしいからちょっと乗っかってXにしてみただけさ。


麻美:ちょっと、舞台に全く関係ない人入ってきちゃったんですけど・・・




慎二:ちょっとちょっと!アンタ誰?誰だよ小人Xって!

正義:小人Xじゃない、ドワーフの末裔Xだ。

慎二:面倒くさいわ!そんな役作った記憶ねぇんだけど!

正義:いや、まあみんな頑張ってるようだったし、全員分のシュークリームを買って来たぞ。まずは白雪姫、どうぞ。


夏姫:うわーーっありがとう!赤西くん!じゃなくて幻の種族、ドワーフの末裔X!


蔵良:ちょっと、林檎食べてよ!


夏姫:ふふふ、クーちゃん、別腹って言葉知ってる?シュークリームなら全然食べられるわ!

蔵良:林檎だってデザートじゃない!

夏姫:だって斬るの面倒くさいし・・・

蔵良:かぶりつけよコラ!

慎二:ちょ、一旦止めようか!

夏姫:う〜ん、おいしい!これ辻屋のシュークリームだね!とっても・・・おい・・・しい・・・ガクッ!


蔵良:ちょ、どうしたのよ!


正義:どうしたって・・・当然じゃん。それ、毒りんごならぬ、毒シュークリームだから。

慎二:なんだよ毒シュークリームって!

正義:いいだろ、これで話が進むであろう。僕は続きが気になるんだよ。さっさと進めろ。小人Xはここで見てるからさ。

麻美:小人Xって言っちゃってるし・・・。てか小人Xさん、自由すぎやしませんか?

正義:別にいいだろう。なんせ幻の種族の末裔だしな〜、あの7人以外に生き残りがいてもおかしくないんじゃないか?

慎二:・・・ツッコみ疲れたわ。麻美ちゃん、続けて。



麻美:は、ハイ。え〜っと、毒のせいで白雪姫は亡くなってしまったのです。それを見た小人たちは彼女を透明なガラスの棺桶に入れました。そこへ・・・王子様が現れるのです。





ついに王子役が登場(裕輝だけど)!








その4へ続く