コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 彼は天邪鬼 【総選挙開始!ご協力お願いします】 ( No.360 )
- 日時: 2013/10/05 21:33
- 名前: 莉遠 (ID: leOS3oG6)
special story NO.5『白雪姫その5』
麻美:無事に白雪姫は生還しました。そして老婆こと、王妃様を追った小人たちは、とうとう彼女を崖の前へ追い詰めるのです。
再び7人の小人と蔵良が舞台に現れた。
智:もう逃げられませんよ。ここから落ちれば確実に命はありません。
雷:そうだ、さっさと舞台を終わらせて俺は帰る!
雛罌粟:同感だ。こんな茶番、もう終わりにしてくれる!
蔵良:な、何よ・・・なんで私が悪いのよ!私はただ涼太とラブストーリーをやりたかっただけなのにぃ!
美砂:無理無理。桐谷はクラス一、いや学校一のモテ男じゃ。アンタなんか相手にするもんか。
蔵良:ふふふ・・・けど、私はとうとうやったわよ。ここには小人Cこと涼太がいるでしょ?これで敵対関係とはいえ、やっと涼太と会えるわ!
小人Cはいるにはいた。だが小人Cはどう考えても桐谷涼太ではなく、桐谷涼子であった。
涼子:あの人何?私に会いたかったの?そこまでして。
蔵良:ちょ、なんで涼太じゃなくてアンタなんだ!おかしいだろうがコルァ!
涼子:だって私だって主人公よ。全く出番ないなんて嫌だからさ、涼太に頼んで小人C役譲ってもらったんだ。やったね!
蔵良:やったねじゃないわよ!何なの?ちょ、殴っていい?
涼子:殴ってみなさいよ。アンタが私に喧嘩で勝てると思ってんの?なめんじゃないっての!
そして2人はすごい睨みあっている。
奈々瀬:う〜〜ん、何かあの2人、仲悪いね。
雛罌粟:話が進まないんだが、早くあの2人何とかしろ!
雷:そうだな、話が進まないのは俺も困る。よし、ここは本心ではないが仲裁に入ろう・・・
智:あ、あまりオススメしませんよ・・・
そして雷は2人の間に割って入った。
雷:2人とも、これ以上くだらない争いをして無駄な労働時間を増やさないでほしいんだが。
蔵良&涼子:割り込んでくんじゃねぇよ!
と言って2人は思いっきり雷のことを蹴った。そして雷はそのまま舞台に戻ってこなかった・・・
奈々瀬:な、何アレ・・・あの子ら何?
美砂:そしてまた睨みあっとる・・・なんでこんな仲悪いの。
敦:決まってるよ、あの2人の仲が悪いのは。あ〜、カミくん説明したげて〜。
智:え〜、僕の話は読者の皆さんしか聞こえてません。蔵良は異常なまでに涼太に付きまとい、その涼太の女子の姿の涼子は会ったときいつも邪魔者扱いします。こんな2人が仲良くなれるでしょうか?この辺は天邪鬼関連なので、読者の皆さんだけに伝えておきます。
敦:まあ色々あって仲悪いんだよ。ていうか玉山ちゃん、この林檎おいしいね〜。
蔵良:あ!ちょっと!アンタなんでそれ食ってるの?
涼子:あっくん早く吐き出して〜
敦:う〜ん、なんだか・・・眠く・・・なってきた
バタリ、敦は寝てしまった。
雛罌粟:何やってるんだ?この背が高い小人は。
正義:さすがは敦だ。まさか素直に毒りんごを食べるとはな。クス・・・流石いい意味で期待を裏切らない男だ。
真白:だいぶ気持ちよく寝てるじゃん。なんか布団かけてあげたくなるよな。同じ小人だし。
雛罌粟:お前ら馬鹿小人は黙っていろ!
正義:馬鹿だと?僕は今までテストは100点以外とったことないし、この間の全国模試も1位だったぞ。
真白:うおっ、天才じゃん、お前!マジパネェな。
麻美:無視して物語進めろっつってんだろ!
お、おう・・・
正義:ほう、なかなか殺気が出ているではないか。だが、まだまだだな。そんなでは僕はビビらない。
奈々瀬:アンタがビビんなくても・・・俺は結構ビビッてんだけどな〜
涼子:さ〜て、王妃様を退治してハッピーエンドなんだよな。死ねコラ!
蔵良:上等じゃないの!
うおおおおおおお!
智:ちょっと待ってください・・・このストーリーって確か・・・
麻美:え〜、そしてその時!雷が落ちてきて、王妃様は崖から落ちてしまいました。
涼子&蔵良:え?ちょ・・・
えええええええええ!!
蔵良だけではなく、涼子も崖から落ちてしまった。王妃&小人C死す・・・あ、あと王妃と小人Cにより小人E、毒りんごにより小人Gも亡くなった
裕輝:王妃はもういない。それに新たに敵が出てきたとしても俺が全部ぶっ潰してやる。だから・・・えっと、その、チッ演技でも照れんなぁ。け、結婚しよう。
夏姫:うん!よろしくね!王子様!
麻美:こうして、白雪姫と王子様は、末永く幸せに生きていきました。
おしまい
慎二:ちょっと待てぇぇぇ!全然幸せじゃねぇじゃん!王妃はともかく!小人が無駄に3人死んでるよ?
敦:うるさい・・・眠いんだから・・・むにゃむにゃ
慎二:緊張感なさすぎだよ!ていうかなんで小人Cが涼子ちゃんなの?涼子ちゃんが出るって知ったらもっといい役用意したのに・・・
涼子:別に〜、このままじゃマジで主人公の私が出ない感じになるからさ・・・最後に少し出たかっただけだもん!
慎二:あ〜、可愛い!けど今は我慢だ。なんで蔵良ちゃんと喧嘩すんだよ!
蔵良:この女が気に食わないからよ。
真白:まあまあ、最後はちゃんとハッピーエンドになったからいいじゃねぇか。私は結構面白かったぜ。
慎二:無茶苦茶にしたのアンタらだろ?
正義:この方が面白いと言ってくれる人もいるであろう。ま、僕たちらしい滑稽な舞台になったのではないか?
慎二:滑稽って言ってるし・・・
涼子:ま、そんなこんなで・・・・・・
50話突破!おめでと〜〜〜〜〜〜!
今度こそ本当に、おしまい