コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 彼は天邪鬼 【総選挙開始!ご協力お願いします】 ( No.406 )
- 日時: 2013/11/06 21:26
- 名前: 莉遠 ◆gX.y9FxA6g (ID: leOS3oG6)
NO.56『テンションあげていこう!』
北山先生:と言うことで、今から班で自由散策だ。集合時間は5時、それまでにホテルに戻れよ。さもないと女子腹筋10回、男子腹筋背筋1000回な。
慎二:いやいや、きつすぎだろ!男子おかしい!
北山先生:チッ、ここは京都なんだぞ。東京じゃねぇんだ。迷子になったら死ぬぞ。
そう、ここは京都。旭野高校2年生は現在、修学旅行で京都にいるのだ。
ちなみに、涼太たちの班の話はNO.10、11(>>45・>>52)で決定していたものであり、涼太・慎二・雷・美砂・遠山さん・あと一人女の子。この6人である。
取りあえず、遠山さんともう一人の女の子の名前を適当に決めておこう。その方が話も進みやすい。
遠山さんは遠山加奈、もう一人の女の子を有村優香としておきます。もう一度言います。適当に決めました。
美砂:よっしゃー!それじゃあまずは壬生寺へ行こう!
慎二:何だっけ?新撰組だっけ?
涼太:壬生寺(みぶでら)。近くに屯所があったことから、新撰組隊士の砲術や剣術の場所とされていて、境内右手には新選組隊士の墓「壬生塚」があり、芹沢鴨ら隊士11人の墓がある。また新撰組ファンに一番人気なのは、近藤勇の胸像があることだな。
慎二:うおっ、さすが人間辞書。よく知ってるな。
涼太:まあ・・・ここへ来る前にパンフレットで読んだしな。
そんな感じで一同は壬生寺へ行った。
美砂:新撰組大好きじゃ〜〜!写真撮ろう!
雷:・・・・・・うるさい。
遠山さん:いいじゃない。撮ろうよ。思い出になるよ。
涼太:思い出・・・か。
慎二:桐谷?どうかした。
涼太:・・・・・・何でもない。撮ろうか。ほら、あそこにいる人に写真頼もう。
京都。実際に来るのは初めてだ。だが、そんな気もしないのだ。何か懐かしい感じがする。それが京都と言うものなんだが何か違う。なんか・・・変な感じがする。
そしてよく考えると、京都は元陰陽師である白さんの故郷。白さんが昔暮らしていたところであり、今は決して帰ることのできない場所だ。何があったのかは詳しく教えてくれなかったが・・・
慎二:なぁ桐谷。今日ずっとボーっとしてるけど大丈夫なのか?風邪でも引いてるのか?
涼太:別に・・・そんなことねぇよ。
美砂:もっと張り切って行こうよ!修学旅行だよ!高2ならテンションあげていこう!じゃあ清水寺まで駆けるよ!
雷:馬鹿だ。
涼太:体力もたねぇよ。
慎二:帰ってUNOする体力はちゃんと取っておき・・・
美砂:オイ!帰ってUNOすんのか?修学旅行で京都回るよりUNOのが大事ってことなん?
慎二:ああ、そうだよ。UNOは大事だよ。UNOをやりに来たようなものだからな。俺のドロー4がうなるぜ!
雷:アホ・・・
なんやかんや言いつつ一同は清水寺に着いた。平日とはいえ、多くの観光者で賑わっていた。
美砂:おみくじ!おみくじ引きたい!
慎二:俺は音羽の滝で恋愛成就の水を飲むんだ!絶対涼子ちゃんと結ばれるんだァァァ!
涼太:いや、無理だろ。
遠山さん:ちょっと皆!勝手に動かないで!はぐれちゃうでしょ!
慎二:大丈夫だって、俺達ァ高校生だぜ?そう簡単に迷子になるかよ!
美砂:慎二と結ばれるために恋愛の地主神社に行ってくる!おみくじこぉたらすぐに戻るから待ちょぉって!
慎二は音羽の滝、美砂は地主神社、雷は人ごみから離れてウォークマン聞いてるし・・・一同はバラバラに行動していた。
遠山さん:もう、皆テンション上がって子供になってる!
涼太:まあ高2だからな〜。俺たちだけははぐれないようにしねぇと・・・・・。でも、あとでちゃんとお仕置きしねぇとな。
と言いながら笑いながら手をボキボキさせている。
そしてしばらくして・・・・・・
遠山さん:ちょっと2人とも!勝手に行動しちゃいけないって言ったのに・・・はぐれてたらどうしたの?
慎二:まあはぐれなかったからいんじゃね?
美砂:大目に見てよ。加奈の分までこぉて来たけぇさ。あ、優香の分もあるよ。・・・あれ?優香?
涼太:・・・・・・・・・ちょっと点呼取ろうぜ。古畑。
慎二:へ〜い!
涼太:瀧原。
美砂:ハイ!
涼太:遠山さん。
遠山さん:いるよ?
涼太:佐倉。
雷:なんだこの究極な行数稼ぎは。
涼太:・・・・・・最後に、有村さん。
・・・・・・・・・
雷:いないな。
慎二:なんでそんなに冷静なんだコルァ!ヤッベェよ!清水寺にまだいるよな。皆で探そう!
涼太:まずは電話だろ?俺たち高校生だから携帯持ってるだろ?誰か彼女の電話番号知らない?
遠山さん:あ、私知ってますよ。
と言うことで、遠山さんが有村優香ちゃんの携帯に電話した。そうしてしばらくしたら出たようだ。
遠山さん:あ、優香ちゃん?はぐれちゃったみたいで・・・・・・今どこにいる?
“お前ら、この子と同じ高校の奴らか?”
遠山さん:あの・・・・・・誰ですか?
涼太:遠山さん、代わって。
と言って涼太は遠山さんから携帯を取り上げた。
涼太:もしもし、代わりました。
“この有村って子は預かったちゅうわけや。俺たちは今お金が足りなくてな。10万持ってきてくれたら解放してやるで。”
有村さんが拉致られた!
続く