コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 彼は天邪鬼 【総選挙結果発表+久々の更新】 ( No.445 )
- 日時: 2013/12/10 19:09
- 名前: 莉遠 ◆gX.y9FxA6g (ID: leOS3oG6)
special story NO.5『人気投票その5』
前回までのあらすじ。
人気投票上位陣を消す事件、この首謀者はまさかの人気投票2位、つまり人気投票上位陣の一人である赤西正義だった。性格はアホだが頭の良さは常軌を逸した彼に涼太と裕輝は追い込まれたのであった。
アレ?今回はちゃんとしたあらすじ出来たんじゃないか?うん、じゃあspecial story最終回へGO!
正義:さあ、どうする?逃げ場はない。戦力もこっちの方が上。大人しく両手を上げて降参しろ・・・って言ってみたが嘘だ。降参したところで僕はお前を倒すから。
涼太:アハハ・・・容赦ねぇな。お前を倒すって選択肢はないのか?
正義:ないな。勝負は勝つか負けるか。だが僕が負けることなんて考えられん。つまり、お前は負ける。
裕輝:お〜お〜、やっぱりこいつを敵に回すのは怖い話だよな。ていうかさ、どうせ俺はお前より順位下なんだから許してくれよ。
正義:嫌だ。さっきも言ったが天邪鬼共は次回総選挙で僕の地位を脅かすことになる。だから取りあえず倒しておく。
裕輝:取りあえず!?取りあえずっつったか!このドS!
だが、何を言おうと涼太たちはぶっちゃけなすすべがなかった。
まさに蜘蛛の糸に引っかかった気分であった。捕食されるまで自分が巣に引っかかったことに気付かないということだ。
いや・・・だが、まだ終わっていない。それに忘れてはいけない。このspecial storyの主人公は俺、桐谷涼太だ。主人公は勝つことになっているのが小説の鉄板。つまり、俺は負けない!ここで何かイベントが起きるはず・・・
ドゴーーーーーン!
大きな音と同時に地面が大きく揺れた。
裕輝:な、ななな何だ!?地震?
涼太:お、アクシデント起きたか、さすがは作者莉遠だ。
智:ちょっと桐谷くん。この小説の世界観が崩壊しかねるような発言はやめてください。
涼太:もう壊れてるじゃん。
正義:く・・・とにかくなんだ今の音と衝撃は・・・
真白:・・・・・・オイ、青年たち。上を見ろ。
大量の隕石らしきものが降ってきているのが見えた。つまり、先ほどの衝撃も隕石が落ちたときのものである。
“『彼は天邪鬼』の登場人物たちよ・・・”
涼太:な、なんだ・・・頭に何か声が・・・
裕輝:オイ、それこそ世界観ぶち壊してんじゃねぇのか?
“どう足掻こうがこの順位は変わらない。そしてこの順位はこんなクソ小説に読みに来てくれた尊き読者様が決めてくれたもの。これを覆そうとせし者、罰してやる・・・”
正義:莉遠か。小難しいこと言って結局は結末がわからなくなったから世界観もろともぶっ壊そうとしているだけだろう。
蔵之介:あ、そういうことか。なんだ。
“うるせぇよバカヤロー!そうだよ、もうさっさと陰陽師篇入りたいからこの隕石襲来で地球滅亡、それでspecial story終わりでいいじゃん!それで行く!”
正義:桐谷、真の黒幕はどうやら僕でもなかったようだな・・・
涼太:黒幕はお前だよ。だけど真の敵は作者だったってことだな。う〜ん、そういう結末か。
裕輝:ってお前らなんでそんな冷静なんだ!
ぎゃあああああああ!
敦:ホクホク、おでんおいしい〜
完
涼太:いや、終わらせねぇよ!こんなグダグダな締めなんて・・・なんか嫌だ!
ここは病院。一応誰も死ななかった。なぜ?special storyだからだ。
涼太:痛たたた・・・つーかおかしくないか?命狙ってたやつと狙われたやつが同じ部屋で入院してるって!
正義:うるさい。僕は今寝ている、少し黙れ。
裕輝:テメェ・・・自分の罪わかってねぇのか?
敦:皆大変だったんだね〜
敦はあの場にいなかったためピンピンしていた。今、この病室には大怪我の涼太、正義、裕輝と至って健康体でお汁粉を飲んでいる敦の4人がいる。
上位陣トークです。
涼太:なあ・・・まだ俺たち狙ってる?
正義:狙っていない。もう残り行数的にも行動を起こすのは不可能だしな。流石に作者が手を下すとは僕でも考えつかなかった。
裕輝:つーかできるわけねぇだろ。あの人と俺たちは別次元に住んでる人間だしよ。
敦:じゃあさ、残り行数的にも、読者のコメントでラストを飾ろうか。じゃ、まずは3位の俺から。
コホンっ
敦:俺、村上敦は皆のおかげで3位っていう高順位取れた〜、本当にありがと。感謝感謝〜。これ以上の順位は狙ってないんだけど、皆俺を見捨てないでね〜
裕輝:同じく3位、久利生裕輝だ。俺も、あんな手を使う気はないけど1位は狙ってるぜ!もし次があったらよろしくな!俺に投票してくれた奴、ほんとにありがとよ!
正義:2位、赤西正義だ。不服だ。絶対に次は1位を取る。だが僕ではそれは出来ない、君たちにしか頼めない。だから次は頼むぞ。
涼太:そしてそして、無事、主人公こと桐谷涼太が1位になれました。別に俺は高順位を望んでいるわけじゃないけど、皆が俺を好きって言ってくれるのは普通に嬉しいよ。だから、本当にありがとう。
完・・・・・・?
夏姫:え?私出てないじゃん!私にも票入ってたよ?なんで白さんとかターくんとか出てるのに私は出てないの?ねぇ・・・なんで・・・
完