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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ロイ〜ケダモノと呼ばれた少年〜【#15「紫色の哀愁 ( No.116 )
- 日時: 2013/07/14 22:38
- 名前: ぴんくのうさぎ ◆v8I1Bhr5SU (ID: Au8SXDcE)
最近右クリックがうまく作動(?)してくれない(´・ω・`)←
てなわけで(どんなわけだよ)、続きでーす!!
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「……ご、ごめんね、僕、猫はちょっと……」
あはは、とひきつった笑みを浮かべて後ずさりながら玄関のドアに手をかけるロイ。
ガッ
……ところが、開かない。さっきレオが鍵を掛けたから当たり前なのだが、そんなことを知るはずもないロイは、すべての思考回路が止まった。
「…………え」
ぎこちなく猫達に目をやるロイ。
……それが合図だと猫達は思ったのだろうか。
「フニャァァァァァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」
「 」
猫という名の化物が、一斉にロイに飛びかかったのだった。
……その後ロイがどうなったのかは誰も知らない。……猫達を除いて。
ただ、ひとつだけ分かったことがある。
読書を終えたレオは、1階に降りた時にあまりにリビングが静かな事に気付いた。
そっと覗いてみると、そこには猫達に『遊ばれた』ロイがいた。可哀想に、涙目になって部屋の隅でうずくまっている。猫達は、皆優雅に昼寝をしていた。
「……お疲れ様」
猫達をすべてロイに任せたレオにはそれ以上のことは言えなかったのだった。
※「ちなみに、その後レオにこっぴどく叱られました☆……私のせいだけじゃないのにー!!」(リリー、後日談)
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