PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ロイ〜ケダモノと呼ばれた少年〜 ( No.74 )
- 日時: 2013/06/30 01:45
- 名前: ぴんくのうさぎ ◆v8I1Bhr5SU (ID: t7vTPcg3)
勢いで投稿してしまった人です←
割と短めです。ていうかぶっちゃけ辻褄を合わせるためだけに作った話で((おいw
そこまで重要な話ではないんですがwww暇つぶし程度に読んでいってくださいm(_ _)m
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
#14 「失われた感情と人」
〜???〜
——懐かしい感覚——
涙が出るような、温かい気持ち。それを少年は感じていた。
前を見ると、そこには見覚えのあるようでないような金髪の女性。
ニコニコと眩しいくらいの笑みを浮かべながらこちらに手を振っている。
「……ロイ!!」
なぜだか、その人は少年の名前を知っていた。
でも、その人に名前を呼んでもらえたことが、どうしようもなく嬉しくて。
自分もその人の名前を知っている気がしたから、名前を呼ぼうとした。
……でも。
——思い……出せない……?——
大事な人のはずなのに。忘れてはいけないはずの人なのに。
思い出そうとすればするほどその人は遠ざかっていく。変わらぬ笑顔を浮かべたまま。
「……待って……。待って!!!」
手が虚しく空気を掴む。……届かない。どんなに手を伸ばしても、届かない。
「____!!!!」
無意識に、何か言葉を発した。そして、それに自分自身でも驚く少年。
(……あれ?自分は今、何を言ったのだろう……)
そう考えた瞬間、少年は黒い渦の中にのまれていった。
PR