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Re: †4人の死神と囚われアリス† ( No.256 )
日時: 2013/09/07 23:41
名前: 珠紀 (ID: Rj/XAYnz)

「…スッスバルくんっ」

スバル君のあとを追う。

スバル君は私の声にピタリと止まり近くの木にもたれかかった。

「…なに」

冷たい声。

拒絶する瞳。

「なっ…何で怒ってーー…っ」

「…」

一瞬にして身体が包まれる。

「あ…」

「別にアリスに怒ってるわけじゃない」

耳元でボソリと呟かれる。

「…ただ…。…ムカついた…、俺はアリスと2人っきりがよかったのに」

「…っ」

…ずるい。

そんな言葉聞いたら何も喋れないよ…

「…だからアリス」

愛しそうに私の頬を撫でる。

「俺のしるしつける」

「あっ…待っっ」

そんな言葉はもう遅い。

首を撫でられたかと思うとスバル君の唇がそこに触れた。

「っ…」

「アリス…可愛い。口に出したら止まらないくらい…」

あちこちに優しいキスをおとされた。

                  …†††…

「あ!アリス見つかった!どこ行ってたの!?」

アズサ君達の元へ戻ると、心配そうに私達の元へ走ってくる2人。

「うんわ」

私の首筋を見て呆れた声を出すトーマさん。

そこには無数の赤いあと。

アズサ君は真っ青になっている。

「スバル…あとで覚えてろよ…」

「もう忘れた」

アズサ君とスバル君が睨み合いを繰り広げる。

「…ルキには見せない方がいんじゃね?」

面白そうに私の首筋を指差して言うトーマさん。

家に帰ったら…

そう考えると身震いしたのであった。

END