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Re: †4人の死神と囚われアリス†【参照100突破(/_;)/】 ( No.30 )
日時: 2013/06/09 09:47
名前: 珠紀 (ID: ovjUY/sA)
参照: http:/

「俺等は親父さんに世話んなったんだよ」

トーマさんが私の目の前に立つ。

ぅ…でかい…

約190㌢くらいだろうか…?

「だからその親父さんの娘が狙われてるから借りを返すために守る。だから勘違いするんじゃねーぞ?俺はお前自信どーでもいいんだからな」

鋭い目で上から睨み付けられ、身体が震え出す。

アズサちゃんやルキさんのときもそうだったけど…この人たちなんだか怖い…っ

「ふふっ…アリス震えてる〜カーワイっ♪」

アズサちゃんが私を抱き締める。

…あれ?

私よりきゃしゃに見えるのに…

私の身体は易々と包み込まれた。

「…?スバルどーしたのぉ?…っあ!ちょっと!」

いきなりスバルさんが私の目の前に立ったかと思うと、腕を引っ張られスバルさんの至近距離に立たされる。

ち…近い…

「お前覚えていないのか…」

「え…」

スバルさんの第一声はそれだった。

「あの…覚えていないって…どうゆう…?」

スバルさんにじっと見つめられキョドってしまう。

そーいえば…みんな顔立ちいいな…

女のひとなんかより肌綺麗だし…

「…飯」

「???」

「飯作って」

第二声はこれだ。

…スバルさんってあまり喋らない人なのかな?

「あの…ご飯って…私、教会に」

「いもむし…お前は今日からここで暮らしてもらう。常に俺等と行動を共にしろ…」

言葉は呆気なく遮られ話が勝手に進む。

「俺様が守ってやるんだ…家事はいもむし、お前の仕事だ」

静かに話す低い声が身体を蝕むような錯覚に陥る。

「いいな…?」

「…」

この人たちに逆らってはいけない。

そんな考えが頭を過り、私は頷くしかできなかった…。