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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: †4人の死神と囚われアリス†【参照200突破(/_;)/】 ( No.36 )
- 日時: 2013/06/20 20:56
- 名前: 珠紀 (ID: r2O29254)
- 参照: http:/
「…」
5人分の食事を作り席につく。
「いただきます」
「いっただきまぁす!!」
私のあとに続き挨拶をしてくれたのはアズサちゃんだけだった。
他の3人は黙々と料理を食べ始める。
「…おい、いもむし」
「はい?…っえ!?」
ルキさんに呼ばれたかと思うと次々と私のお皿に乗る人参。
「…もしかして、人参が…」
「別に嫌いだからお前にやったわけじゃない…いもむしの好物のものを分け与えただけだ」
…いもむしって人参食べるっけ?
ルキさんって意外と…
「子供っぽい…」
ぽそっと呟くとギロリと睨まれた。
それからというもの…私達は何の会話もなく黙々と食べていった。
…†††…
「ごちそうさまでした」
ご飯も食べ終わり食器を洗っているとトーマさんが私の横に来た。
…手伝ってくれるのかな?
「…暴れんなよ?」
「っ?きゃっ!!」
トーマさんがダルそうに言い放ったかと思うといきなり視界が上に上がる。
トーマさんに抱えられていた。
「なっ!?お、下ろしてくださいぃぃ!」
「だから、暴れんなって!!面倒くせーなっ!」
ついた先はリビング。
「あーっ!トーマ、担いできたの?やーらしー…」
ニヤニヤと私達を見つめるアズサちゃん。
「な、何なんですか!?… ぁ痛っ!!」
乱暴に下に下ろされる。
下がソファーだったためあまり痛みはなかったものの、やっぱり痛い…
「ギャーギャー騒ぐな…いもむし。耳に響く…」
「す、すみません…っ!じゃなくて!私、お皿を洗いたいのですけど…」
「まぁ…話を聞け」
4人が私を見つめる。
「お前は明日から俺等が通っている学園に通ってもらう」
ぇ…?
「云わば俺等の城だ…歓迎する、月代アリス…」
ルキさんの瞳が私を捕らえた…
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