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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: †4人の死神と囚われアリス† ( No.436 )
- 日時: 2014/02/16 22:23
- 名前: 珠紀 (ID: 7Hzptsk2)
「何やってんだよ」
ため息混じりの低い声。
会いたかった。
会いたかった。
私は勢い良く顔を上げる。
「………っっル…キ」
目の前にはいるはずのない人。
「なんだよ!お前!アリスさんのなんだ!」
ルキの威圧にガクガク足を震わす新米神父。
「…さあな」
そう言って私の手首を掴み引き寄せた。
「俺のだから」
ルキの低い声に怖くなったのか、新米神父は呆気なく走り去って行った。
2人の間に沈黙が流れる。
「……」
なんで、どうして
ルキがここに
皆は
聞きたいことがたくさんあるのに言葉が出せない。
「俺は…」
「え?」
最初に口を開いたのはルキだった。
「俺はセンリに生かされた」
「パパに?」
「いや………生かされた、じゃない。殺せなかったらしい……そういう運命だったから」
運命?
ルキは私の顔をじっと見つめ口を開く。
「お前を貰いに来た……ずっと、側に、いて欲しい」
声が震えている。
ルキ。
私は初めてあなたに会った時から
あなたが好きだったんだよ
返事は決まっている
「ずっと………側にいます」
笑顔を向けると、頬に雫が流れ落ちる。
ルキの瞳からも流れ落ちていた。
ルキは死神
歳をとらない
私がお祖母ちゃんになってもあなたは私を愛していてくれるだろうか
そんな不安を言うとそっと抱きしめてくれる
運命の歯車は
辛いこともあったけど、私にこの結末をくれた。
私はーーーー
この運命を全うに生きようー…
END
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