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連れてこられたのは、体育館。

私達が来てから約20分後、全校生徒が集まってきた。

私は隅にちょこんと座り舞台に上がった4人を見上げた。

「お前らに報告がある…」

静かな低音ボイスが響く。

「昨日…ようやくqueenのカードが届いた」

生徒たちがざわつく。

クイーン…のカード？

「俺等に許可なく手を出したものは即刻…」

「「「「殺す」」」」

さっきまで騒いでいた生徒たちは一斉に静まり返った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　…†††…

「あの…queenのカードって一体なんですか…？」

さっきの集会が終わり、慌てて4人の後を追い問う。

「お前のことだよ、バカ！」

怒鳴られ身体がびくつく。

…私、トーマさんに嫌われてるのかな？

会ったときから怒鳴られてるような気がする…

「僕らはトランプの名前で呼ばれてるんだよ？」

「トランプ…？」

「そ、僕がspade、トーマがdia、スバルがclover、そしてルキがking」

「そしてお前がqueen…」

クイーン…

「まぁ…queenなんて名前だけで後ろにいるのはjokerだ」

ルキさんは口角をあげ私を見た。

ぁ…ルキさんが笑ったの初めて見た。

だけど…目は冷たく凍えるような笑みだった。

『綺麗』

そう感じてしまうほどに…