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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: †4人の死神と囚われアリス†【参照600突破(/_;)/】 ( No.90 )
- 日時: 2013/06/26 20:00
- 名前: 珠紀 (ID: 6AakIVRD)
【番外編】
†運命の花嫁にルキが贈るwedding†
ルキさんとの結婚は…
『いつの間に』
そんな感じだった。
気づいたら勝手に籍を入れられ、プロポーズなんてされてないし結婚式なんて…言わなくても分かりますよね…?
籍を勝手に入れたことを問いただすと、
『…?お前は俺のだろ』
こんな答え。
ルキさんは他の人と少しずれていた。
ルキさんとの生活は思ったより心地がよい。
我が儘で子供っぽいところがあるけれど、きちんと私のことも見てくれて少しの変化にも気づいてくれる。
分かりにくいけど分かる。
『愛されてるんだな』ってーー…。
そんな彼がこの頃疲れているのか元気がない。
「あの、ルキさん…」
遠慮がちに彼の名を呼ぶ。
「何だ…」
「…」
じっと彼を見つめる。
ーールキさんが、心配です。
心の中でそう呟くとルキさんは伝わったかのように苦笑いを漏らし、立ち上がった。
…が。
そう思った瞬間、足元がふらつき私の方へと倒れてくる。
「………っ………」
「!ルキさんっ…!」
焦ってルキさんの身体を支える。
「大丈夫ですか?」
…こんなにも疲れているなんて知らなかった。
今まで気づかなかった自分が情けなくて涙がたまる。
「……………」
すると、ルキさんはニヤリと笑った。
「?…あの、お医者様呼びますか?」
「いや、医者はいい。今必要なのは…」
言葉を途切れさせルキさんは私の腕を掴み歩き出す。
「???」
いきなりのことで驚いたが私は大人しくついて行く。
だけど…ルキさんの後ろ姿からは妙に変なオーラが悶々と出ていた。
「ルキさん…?」
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