PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 災能(仮)(タイトル募集w) ( No.5 )
- 日時: 2013/06/08 13:19
- 名前: らい (ID: zBomOk9a)
「...あ。」
突然、手から水が出てきたため、つい目をつむってしまった。開くと、髪が戻っていることに気づく。突然のことに動揺を隠せないでいるとミズナと呼ばれた人物が説明を始めてくれた。
「わたしの災能でして。災能保持者がしたことをひとつ前の段階まで戻せるのです。」
優しい声が心地よい。ミーとはまた違う性格っぽい。サラっとした髪や水色の眼鏡がお姉さんのような大人っぽさを持っている。後ろで待機していたミーが終わったというように後頭部から手を下ろし、パンっと手を叩く。
「さっ、説明は終わりにして行こう!杏子より海が安いんだから!しゅっぱーつ!」
「じゃ、わしらは戻るでのぉ。メイちゃん、ゆっくりしていきなよ。」
「私も同行させてもらいますね。」
杏子より海が安い理由はわからないが、ミーとミズナの後ろに着いていく。
中は、学校のような構造だった。長い廊下の片側に教室が並ぶ。少し違うのは階段がないところだ。建物の隅から隅まであるのは扉と窓だけ。高さ的には二階まであると思うのだが...。ミーが入り口の突き当たりで立ち止まる。
「ここがミー達の教室。人数が少ないから二つしかないんだけどね。で、その隣が...」
続々とこの教室は、この教室は...と話してくれる。本当の学校のように家庭科室や理科室...はなかったが、とにかく芽衣の学校とほとんど変わらない。
「じゃ、とりあえず案内終了!教室行って、新メンバーの発表しよっ!」
「そうですね。」
「は、はい。」
何か嫌な予感...
PR