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Re: 〜君が僕にくれたもの〜【実話】 ( No.16 )
日時: 2013/06/19 23:38
名前: 七海 (ID: S20ikyRd)

〜遥side〜

「・・か。・・・遥!」

遥「ん・・・?」

俺は目を開けた。

・・・眩しい。

郁「遥?・・・おはよ」

遥「あぁ、おはよ。・・・大丈夫か?」

郁「うん、ご心配おかけした!」

郁はえへへと笑った。

いつもの郁だった。けど、笑顔はいつもの郁ではない。

郁は笑顔のまま続けた

郁「ねぇ、遥。」

遥「ん?」

なんか嫌な予感がする。

郁「もういいよ、病院来なくて。」

遥「・・・なんで?てか、冗談だよね?」

あははと俺は笑った。

認めたくなかった。それでも郁は続ける

郁「・・・もう目障りなの。すごい平和に暮らしてるあんたたち見てるとイラつくの。・・・わかった?だからもう私のとこに来ないで。」

遥「・・・っ!」

俺はドアを開け走った。ひたすら走った。

こんな郁、見たことなかった。

俺のいままでの行為は全部郁をイラつかせていた?

ごめん・・・。ごめんなさい、郁。

郁を傷つけてたなんて知らなかった。

もう、郁の前には現れないようにするよ・・・。

走って20っ分ぐらい経っただろうか。

不意に雨が降ってきた。

あぁ・・・、今日は厄日だな・・・。

止まって雨が降っている空を見上げた。

遥「・・・ごめん、郁。」

俺はひたすら謝ることしかできなかった