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- Re: 【オリキャラ】RPKG〜ロールプレイングクソゲーム〜【募集】 ( No.23 )
- 日時: 2013/07/12 22:00
- 名前: 猟之 ◆v/rTh0HxaQ (ID: Yv1mgiz3)
- 参照: いちいち行区切りおかしいすみませんあと参照100越えありがたや
「この街の格闘技大会はですね〜…あ、自己紹介遅れましたね。私の名前はアリス=アテルト! この店の店員やってるんで以後お見知りおきを〜」
「あぁそうはい……__俺はクラマ=ラングリッジだよ宜しく…でさぁ」
無理矢理俺を店へ引きずりこんだ少女が黙々と喋りだしたので、隙を見て此方も言葉を発した。
「あ、そうだ本題ですね! 大会の掟は知ってます?」
が、どうやら失敗したらしい。
「え……掟? 知らないけど」
貼り紙でチラッとしか拝見していない上、良く良く考えれば内容に目を通す事すら忘れていた。
「これを見て下さい!」
そう言うとアリスはすぐ後ろにある古びた壁を掌で思いきり叩く。
それと同時に『ギシッ』と木が擦れる音がした。おいおい壊れないのか?
そんな事も考えてはいたが直ぐに丁度アリスの手の後ろにある街で見掛けた貼り紙に気がつく。
「格闘技大会の掟・第一条〜。『正々堂々と戦う』。第二条〜。『ルール等は一切無しで何でもアリ! 武器の所持勿論OK』。そして第三条、『死亡しても責任は負いません』。」
「おいちょっと待て待て待て」
明らかに可笑しい。この時点で何処か食い違っている。
「え? 何がですか?」
「いやいや何で正々堂々戦うなのにルール無し何でもアリなんだよ! 武器の所持とかもう格闘技じゃねぇよな!?」
アリスは頭に『?』マークを浮かべ不思議そうに俺を見る。
「武器っていってもグローブとか付ける人多いですよーほら」
と言うと彼女が取り出したのは、ボクサーが付ける様な黒のグローブに銀色に輝き尖るスタッツが全面に付いた……__
「それ凶器だから!! 武器と同類だから!!」
「でもクラマさんみたいな貧弱系男子でも勝算はあるこのルールを利用するに越した事は無いですよ?」
アリスはにっこりと微笑みながらそう言う。爽やかにグサッと来るがそれもそうだ。とにかくあの飛び蹴りに勝つ事が先決である。
「でも……本当に大丈夫なのか? 武器あっても流石に…」
「心配ないですって! なんなら私の所有物貸しましよっか? ほら、リァーサ!!」
「うわぁあぁあ!!??」
そしてまた何処からともなく機関銃を取り出した。こんな少女が銃やらおっかない物いきなり取り出すんだ、流石に驚く。
「さぁそうと決まったらありとあらゆる部分に武器を設置しましょうかふふふふ…覚悟ぉおぉおぉお!!!」
「ぎゃああぃぃあああああああああ!!!!!」
そうして一日中アリスに振り回され、格闘技大会は刻一刻と近づいていったのだった………__