コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 逆ギレマスカット【夏休み企画 開催中!】 ( No.120 )
- 日時: 2013/07/31 23:13
- 名前: 冬の雫 (ID: SqYHSRj5)
海本番!
【とりあえず入ろう】
大「Σ つめたっ」
花「うわ〜ココ風邪ひきそ〜…」
大「マスちゃん大丈夫?」
舞「…オレよりあいつの心配してやったら?」
大「えっ?」
大地が恐る恐る舞透の指差している方を振り向くと。
「ぎゃー先輩ぃーーーっ!!!」
既に倒れてギブアップしている翔がいた。
「何やってんスか!?」
「オレ…冷たいと熱い苦手…体温調節できない……」
「なに子供みたいなこと言ってんですか!!」
こんな感じの海。
【逆ナン】
キラキラ光る海辺では、座っている舞透がバレーボールの空気を膨らませていた。
舞透が膨らませている横では、キャッキャと海でたのしく遊ぶ四人。
舞透は理不尽さに少々怒りを覚えながら、ひたすらバレーボールを膨らませていた。
───すると。
「ねぇ君?ちょっと遊ばない?」
後ろからそんな声が聞こえて、舞透は振り返った。
「……は?」
舞透に話しかけたのは、ビキニ姿の大学生らしき女性三人組。
舞透がポカンとしていると、四人がそれに気付いてしまった。
「マスちゃん!?抜け駆け!?ズルイ」
「違う」
「あら、金髪クンも友達?一緒に遊ぼうよ」
「えっ」
二人が戸惑っていると、何故か翔もやってきた。
翔「おい鬼灯!弥生も奪っておいて逆ナンされるとはどういう事だ!」
舞「知らねーよ!」
花「わたしも奪っておいて!」
舞「余計知らねーし!なんで姫島が入ってくる!?」
ていうか奪うって…と舞透が花のさりげない告白に気付いた時。
花は顔を赤らめて、「こら大地!」と大地の胸ぐらを掴んだ。
大「なんで俺っ!?」
「ちょっと君ら…なんで盛り上がってんの?お姉さんたちと遊ばないの?」
女性三人組がそう言うが、四人は気にせずにギャーギャーと言い合っていた。
弥生は、呆れてそれを見ているだけ。
あまりにも大学生に興味を示さないため、三人組はすごすごと帰って行った。
「ほんと騒がしい……」
そう呟いたのは、もちろん弥生。
【ビーチバレー】
「よし、準備できたぞー」
「うおっしゃあ!」
舞透がそう呼びかけて、一番に飛び出したのは。
───他でもない、一番はしゃいでいる大地。
大地が高く飛び、ビーチボールを地面に打ち付けた。
「きゃあっ」
そのボールは花の真横にバウンドし、砂煙が舞う。
「ちょっと大地!はしゃぐな!」
「?海ははしゃぐところだろ」
「ウサミミは黙ってろ!」
「……理不尽だ……」
───チーム編成は、ざっくり言うと男vs女。
でもそれだと三対二になる、と花と弥生が文句を言うので、女チームに渋々舞透が行っている。
「さぁ 女チームの反撃ーっ」
バレーボールを持った花が自信満々にそう言って、バレーボールに手をかけた。
───すると。
弥「きゃっ!?」
花「アレッ!?」
弥生の声が聞こえて、花は振り向いた。
そこには───弥生と、テンテンとバウンドしながら転がるバレーボール。
「姫ちゃん!ある意味すごい!」
「うっ…うるさい!!」
そう、花はバレーボールを前に打ち出した筈が、何故か後ろにバレーボールが飛んで行ったのだ。
「ぎゃはは、姫島最高!」
「黙れウサミミ!!」
「姫島、次は本気で投げような?」
「黙れマスカット!!」
「姫ちゃん大変だね…」
「黙れあだ名なし男!」
「Σ あだ名なし男!?」
結果───1:0で、男チームの勝ち。
試合時間…二分。
【色々あって 終了へ】
大分暗くなってきた頃。
海の昼間のきらめきは嘘のように、辺りは黒く沈んでいた。
「あー楽しかったな〜」
「夏休みっていいわよね」
「だな〜」
五人は海辺で、何故か座っている。
「いつ帰る?」
「今でしょ!」
「言うと思ったけどさ…」
そんなくだらないことを言いながら、五人はもうすぐ来る夕陽を待っていた。
◆夏休み企画、終了◆
とりあえず終わりです!
付き合ってくださり、ありがとうございましたm(_ _)m
何か要望がありましたら、どんどんどうぞ♪