コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 逆ギレマスカット【大地のイラスト描いてみました(*≧艸≦)】 ( No.210 )
- 日時: 2013/08/16 00:17
- 名前: 冬の雫 (ID: fQORg6cj)
16体育祭(借り物競争だけ、ごめんなさい 汗)
『さぁ、いよいよ体育祭の開幕でーーすっ!!!!』
天候は晴れ。
今日は、絶賛・体育祭日和だ。(←なにそれ
「最初は借り物競争だってよ!マスちゃん姫ちゃん行こう!」
「「えー……」」
「体育祭参加する気あんの!?」
大地=ハイテンション。
舞透&花=嫌がる。
『では、借り物競争始めます。』
放送部がマイクでそう告げると同時に、始まりの音が響いた。
直後、生徒(大地と舞透と花とその他)は走り出す。
BGMは、ハイテンションな男子の声と、黄色い女子の声だ。
【大地】
「お、発見」
まずは大地が一番。
目の前の台に置いてある借り物競争の“借り物”が書かれた紙きれを取り、「いいのが出ますように!」と祈りながら紙きれを見た。
そこには、こう書かれてあった。
“女子。(お姫様抱っこで持ってこい)”
「Σ えぇっ!?」
お姫様抱っこ!?と言いながら応援席を見ると───そこには、今か今かと待っている女子が居た。
「…………この主催者…あとでコロス」
大地はさりげなくそう呟いて、女子が騒ぐ応援席へと駆け寄ったのだった。
【舞透】
「発見」
面倒くさそうに、舞透は目の前の台に置いてある紙きれを手に取る。
そのとき、横で大地が紙きれの内容に悶えていたが、舞透は無視して紙きれを見た。
“生徒会長のメガネ”
「Σ はァっ!?」
ウサミミの!?と言いながら舞透が生徒会用のテントを見る。
そこには───ちょうどテントから逃げ出す、翔の姿があった。
舞「てめぇ逃げんじゃねぇよ!」
翔「げっ!くんな不良め!!」
ここからは───二人だけのかけっことなる。
弥「……バカじゃないの…」
【花】
「発見…」
走ることが苦手な花は、息をきらしながら目の前の台に置いてある紙きれを手にする。
大地と舞透が横で悶えていたのは無視して、紙きれを見た。
“ヅラ”
「Σ ……んん!?」
ヅラ!?と花が見る先。
そこは───
「いやぁ賑やかでいいですなぁ、教頭」
………校長先生だった。
(…ヅラは……校長先生しかいないでしょ…!)
花は見てしまったのだ。
入学するときの、校長先生の不自然なアノアタマを。
「……校長先生ごめんなさいっ」
花は謝りながら───見事、校長先生のヅラをもぎ取ったのだった。
『終了ーーーっっ!!!!借物競争、勝者は……───』
あの有名なBGMが聞こえ、放送部員が声を張り上げた。
『二年生、宮本 大地くんです!!』
大「いぇーーいっ」
花「大地に…負けた」
『えーと…同じく二年生の鬼灯 舞透くんは、生徒会長と共に逃走した模様です』
花&大「何してんだマスカット(マスちゃん)……」
借り物競争、あっという間に終了。
そして、……───
「姫島くん、ちょっといいかね?」
ポン、と花の肩に手が置かれた。
咄嗟に花は、アノコトを思い出して背中に寒気が奔る。
そこにいたのは───アタマが明るく太陽に照らされる、校長先生だった。
「あとで…校長室くるよね?」
「……はっ、はい…」
───その後。
花が校長室に行かずに逃げたのは、言うまでもない。
花「手抜きで」
大「ごめんなさい」
舞「」←絶賛走り中
NEXT…忘れ去られていた『夏祭り編』開催します(*ノ∀ノ)
そして───その次はやっと… 完 結 です!