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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: kiss or friend 〜ラベンダーのクチヅケ〜 ( No.116 )
- 日時: 2013/12/18 17:44
- 名前: チャルトン (ID: mGXNpy6x)
永輝…どうしたんだろう……
急に冷たくなって。
“ごめん”って言ってはいるけど態度が、違う。
両親となにかあったのかな…?
私はそんなことを永輝の閉めたドアを見ながら思っていた。
その時だった。
バタンッ
ドアが急に開いたのだ。
「!?」
そこから永輝が顔を出す。
「ごめん…今の態度は悪かった…。」
申し訳なさそうに言う永輝。
「え、そんなの全然大丈夫…」
わざわざそれを言うために顔を出したことに驚いた。
「…そんだけ。」
そう言って永輝は私に触れるだけの優しいキスをして家に入っていった。
やっぱり永輝の唇はあつくて…。
「あつ…」
自分の頬に手を添えてボソッと呟いた。
なんか、くらくらするし…
そんなに私、永輝のことが好きなのか…
帰り際にキスなんてまるで…
まるで、恋人同士のようだ。
永輝と私は恋人同士ではない…よね……。
永輝は私がまだ上村くんのこと好きって思ってるし…。
なのに普通にキスをして…
考えすぎかな?
頭がガンガンする…
なんか、よくわかんなくて寒気もするし。
今日は暖かいのに。
ドキドキする……
あつい……でも、寒い……
翌日、私は風邪をひいたのだった。
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