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Re: kiss or friend 〜ラベンダーのクチヅケ〜 ( No.124 )
日時: 2014/01/04 16:39
名前: チャルトン (ID: Qx4JmDlZ)


私はこのままでいいの…?

永輝に自分の気持ちを伝えないで…

でも、なんか今更って感じがして言いづらいし…


私はそんなことを考えながら永輝とキスをしていた。


私と永輝の関係……

恋人…じゃない。
じゃあ、友達?

友達とキスをしてるって…こと?


キス……フレンド…。



ゆっくりと唇がはなれてゆく…。

「……これでおまえの風邪は治ったな。」

きゅんっ

口角をあげて永輝は言った。

「ん?でも、まだ熱いな。」

私の頬に永輝は手を添える。

その手はゆっくりと首筋の方におりていって……


「…え…えい、き……?どうした、の…」

ごくりと唾をのみこむ。

心拍数は上がる一方だ。


そして、永輝は私の首筋に顔を近づけ……


「……っ………!!」

…チクッ


キス…マーク………?


永輝は私から離れた。

「…うん。ちゃんとついてる。」

私の首筋を見てそう言った。


「な、ななな……!?」

真っ赤になって言葉にならない。


「じゃ、俺そろそろ帰るから。きっと明日には風邪が治ってるぞ。」

「えっ、ちょ、ちょっと…!」

「また明日な。」

永輝はニヤリと笑って帰っていった。


急いで鏡の前に行き、自分の首筋を見る。


そこには、永輝のキスマークがくっきりとできている。


まだ少しキスマークに熱が残っていた。