コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

. ( No.17 )
日時: 2013/07/07 23:48
名前: 〒... しあち。 ◆InzVIXj7Ds (ID: n6vtxjnq)





 放課後、俺はセンコーに呼ばれて学校に残っていた。
 外はもう夕日でオレンジ色に染まっている。いつもは直ぐに帰るから、こんな時間まで学校に居たのは初めてだ。

「あ〜、くそだりぃな」

 愚痴りながら俺は図書室の前を通った。
 ふと図書室の中を見ると、そこに女子生徒が居た。何も考えず、俺は図書室の中へ入っていった。

 そこに居たのは、クラスメイトの倉地だ。

「って、寝てんじゃんか」

 倉地は書きかけのノートの上で寝ていた。その寝顔がとても綺麗で、可愛くて……。
 俺は無意識のうちに、倉地の頬に触れようと手を伸ばしていた。

「ん……」

 触れるか触れないかくらいで、倉地が身じろいだ。俺は慌てて伸ばしていた手を引っ込める。
 暫く様子を窺っていたが、起きる気配は無かった。

 俺はカバンを持って直ぐ様図書室を出た。
 早歩きになるにつれて、早くなる鼓動。

「くそっ、何だってんだよ……」

 顔が赤いのは 夕日の所為。



 ■ 思わず触れてしまいそうになった





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青春。




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