コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【参照300】二次元に恋してしまった。【第13話更新。】 ( No.113 )
- 日時: 2013/07/22 19:49
- 名前: 檸檬 ◆iwOQ5dadXo (ID: 4M4hyAMx)
- 参照: 一家に一人奴隷の時代が来る予感
こんちは!
時間めっちゃ押してるんで(ようつべ中毒)適当になるかもw
最悪の場合書き直すのでw
そいではエンジョイしなさい。←強制
14話 第3章4話。
「ついに今日か…。」
二次元旅行へ行けるという現実を受けた俺の胸はコサックダンスをしていた。
まぁ心躍りすぎてるわけで、珍しく早起きをした。
いつもはほぼ寝てないから…。
現在早朝3時半。
いくら楽しみでも5時半とかだろ、普通。
それだけ俺は今日という日を待ちわびていたのだ。
「来たよ俺の時代!!」
…あ。
思わず叫んだ。美輪起きちゃったかな…。
そんな心配をしつつ、俺は朝飯を作ろうとキッチンへ向かう。
「いつもお世話になってるし。今日くらいはいっちょ働くか。」
毎日毎日家事をして疲れているだろう美輪の気持ちを思い、
俺はカップ麺にお湯を注ぎこんだ。
そもそも俺に手の込んだ料理作れやとか言っても宅配ピザしか届きませんよほんと。
悪かったねぇ、できない男で。所詮俺なんてそんなもんなんだよ。
その程度なんだよ。
「悪かったなぁ?!」
おっと…。
何ですぐに口に出しちゃうんだろ…。
起きて…ない…よな?
思わず美輪の部屋をのぞきたくなるが、そんな変態行為は俺にはできない。
慣れてないもん。
まぁまず朝の3時半に大声出すくらいで起きる人なんているわけ…
「…どうかしましたか…?」
あるみたいだね。
「あ、いや、ごめんこんな朝早くに…。」
俺は頭を掻いた。
「いいんですよ…。今何時ですか…?」
美輪は眠そうに眼をこする。
「えっと、早朝3時半…。」
「あら、そうですか…。ご飯の支度をしますね…。」
…寝ぼけてやがる…。
こういうやつとは下手にやり合わないほうが無難だ。
「眠いんだろ?出るのは昼ごろで良いから、もうちょっと寝とけ。」
「…はい…。」
「おやすみー。」
「おやすみなさい…。」
そうして美輪は無事、自室へと戻って行った。
「あ…カップ麺…。のびてる…。」
何も無いそのテーブルには、冷めきったカップ麺が2つ並んでいた。
「まぁ、俺だけでも食っておこうか…」
そもそも3時半に起きるわけもない人に3分でできて5分くらいでのびちゃう物を出すことがおかしい。
「…俺も…寝ぼけてんのかな…。」
少し寝るとするか…。
ズルルッ
俺は冷え切ったカップ麺を2つ平らげ、部屋へ戻った。
「おはようございます、聖弥さん!」
「…ん?…」
あ、寝ちまった…。
「朝ご飯できてますよ!いよいよ出発ですね!」
また美輪に任せてしまった…。クソッ…。
「あ、俺、朝早くに一回起きて、飯食ったの。ごめん。」
「あー。いいですよ。」
美輪はニコニコしながら言った。
朝の事…覚えてないのか…?
「あれ?どうかしましたか?」
「あ、いや、なんでもない。着替える。」
「あ、はい!今出ます。」
…。
俺にはまだ実感がわかなかった。
ずっと待ち望んでいた二次元に…行ける…。
実感わいたらどうなることか…素直に喜んでしまったらどうなることか…。
俺は想像を働かせる。
うん…。
—————きっと—————
—————————体パーンだな…。(物理)
そんなことを考えながら、俺は着々と着替えを進める。
「よぉっし。」
準備万端。
「終わったぞー。」
「あ、そうですかー。」
廊下から美輪の足音が聞こえる。
「あのー、さっき日平さんから電話があって、時間割を教えてとのことです…。」
え、ちょ。あいつクラス違うじゃん。
「俺変わるよ。」
「あ、はい。」
美輪が受話器を出す。
「サンキュ。」
「もしもし。」
《モシモシ聖弥ん?》
「聖弥ん言うな。」
《えへへ///》
気楽なもんだなおい。
《時間割教えてー☆》
「お前とは違うクラスだろ馬鹿が」
《あ、そーだったね…アハハ》
日平は照れくさそうに笑う。
《てゆーか、声弾んでるよ?なんかいいことあったの?》
「お、おう、まーな。」
不意を突かれて笑ってしまう。
「二次元旅行行くんだよ…今日から…。」
《え、ほんと?!》
あ…。
つい口を滑らせてしまった。
《私も行きたい!》
「え、学校どうすんだよ。」
美輪と同じ質問をする。
《休むよ☆》
俺と同じ答えが返ってくる。
「あ、そう。」
もう俺は諦めることにした。もういいや〜。
日平と行くのねぇ…。
少し憂鬱になったところで、美輪から声がかかった。
「さぁ、出発ですよ!」
終わった…。
それじゃ、飯食ってくる。