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- Re: 【参照400感謝】二次元に恋してしまった。【第15話更新。】 ( No.133 )
- 日時: 2013/07/24 19:29
- 名前: 檸檬 ◆iwOQ5dadXo (ID: 4M4hyAMx)
- 参照: 更新?何それおいs(ry
今日のご飯なんだろう…腹減った。
みなさんこんちは。明後日から夏休みの檸檬です。
そんなワクワク感を遮るような宿題の量。
後で専用のコメントしますよ。マジでヤバい。愚痴るんで覚悟しとけ(*´д`*)
16話 第4章1話。
ついに降り立った…。
俺の夢が今ここに存在する。
信じられなかった。
目を疑った。
しかしこれは
くっきりと目の中に入ってきた。
二次元の世界。
「うぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉお!すげぇぇぇぇぇぇぇえぇぇ!」
俺は広場らしき場所のど真ん中で叫んだ。
俺の想像以上だった。
歩く者たちは全てアニメやマンガにいる。
みんな美男、美女だ。羨ましい。
「ちょっと、見られてますよ…。」
美輪が静かにささやく。
「あ…。」
我に帰り、周りを見てみる。
そこには現実味のある二次元キャラたちの視線が集まっていた。
「二次元はゆるくて自由なとこですが、程々にしてくださいよ?」
美輪は笑いながら言った。
なんだろう。
今まであんなにオーラがあった筈が、一瞬にして美輪のオーラは消えていた。
こう思うと、現実世界(三次元)は恐ろしく地味な所なのだと思える。
「あの〜。旅行者の方ですか?」
背後から聞いたことのある声が。
振り返る。
そこには、何と、あの有名声優が担当する名キャラ、
城ヶ崎美咲の姿があった。
俺と名字一緒なんだよなぁ…。美咲たんも好きなんだよなぁ…。
「あ…あ…」
「美咲たんだ!!」
「こんにちは!」
日平が声を上げる。
美咲たんは元気に挨拶を返す。
日平…その勇気を分けろ。
「あ、美輪、留学どうしたの?」
美咲たんは美輪に話しかけている。
まさか…
知り合いだったの…?
「えっと…。」
「あ、こんにちは!あなたが聖弥君?!」
今確かに俺の名を…。
「美輪がお世話になってます!これからもよろしく!」
美輪と美咲たんは一緒に頭を下げた。
「いやいや!ってか、俺の名前なんで知ってるんスか?」
「あぁ、いきなり呼んじゃって怪しまれちゃうわねw」
「いえいえ…。」
「私、美輪の古い友達でね、美輪が留学してからはメル通信始めて、近況を聞かせてもらってたの。」
美咲たんは笑顔で言う。
俺は美輪の方を見た。
すると赤くなって笑っていた。
「何を言ってたっけなぁ。」
「いや、やめてくださいよ!それプライバシーの侵害ですから!」
「えぇ〜。私にだって公開する権利あるしぃ〜。」
美輪は相当焦っている。
そんなに恥ずかしいことなのか…?
「いいでしょ?美輪は何も悪いことなんて言ってなかったしさ?」
美咲たんがそういうと、美輪は引き下がった。
「…好きにしちゃっていいですよ…もう…。」
そう言って美輪は遠くで待機することになった。
…美輪が笑ってる気がしたのは俺だけか?
「うふっw何でそんなに嫌なのか分かんないな〜w」
美咲たんがいたずらな目つきで笑った。
「あ、内容ね、内容。」
「はい…。」
「美輪は三次元に留学して、変な人に会ってしまったらどうしようって、とても心配してたの。」
「でも、向こうに行って、聖弥君に出逢えて、とてもよかったって言ってた。」
「聖弥君は、二次元が大好きで優しいから、自分も聖弥君のところで家事をしてても嫌にならなかったって。」
俺の胸辺りが音もなくジュワジュワいい始めた。
「でも、そんな自分を気遣って、旅行の前日、家事をしようと一生懸命になってたって。」
…知ってたのか…。
「朝の3時半に起きてまで、家事をしようと頑張ってくれてて嬉しかったって。」
あ…。
「そうですか…。知らなかった…。」
俺は感動とともに罪悪感を覚えた。
3時半に起きたのは…そういう理由じゃない…。
すまん…美輪…。
しかし、そこまで俺の事を知っていてくれていたことに、とても驚いた。
まだほんの2週間ほどだ。
美輪は美輪なりに頑張ってるのか。
始めて美輪の本当の姿を知れた気がした。
そんな俺がじーんとしていたその時。
「…おなか減った…。」
今それはないでしょう、日平。
「あ、そう?じゃぁ近くに良いお店あるから、一緒に行きましょ。」
美咲たんは天然にも耐性があるのか。
俺は感心した。
「やったぁ!」
日平はぴょんぴょん跳ねた。
「お〜い、美輪、ご飯食べに行くわよ〜。」
さっきまで遠くでいじいじしていた美輪は、美咲たんの声に気付き、こちらへ駆けてきた。
——————さぁ、俺の二次元旅行の幕開けだ。
今回は早いだろ?ん?
みんな更新1日おきという短時間の間に大量のコメント&参照マジありがたい!
それじゃぁな〜。