コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【参照700感謝】二次元に恋してしまった。【第19話更新。】 ( No.222 )
- 日時: 2013/08/01 20:38
- 名前: 檸檬 ◆iwOQ5dadXo (ID: 4M4hyAMx)
- 参照: 国語はアフリカへ旅しました。(ヨーロッパはずるいと思った
ほわぁw
2日ぶりの更新でしょうか。 お待たせしました!
てか、待たせてすいませんでした!
20話 第4章5話。
「たっだいまぁ〜♪」
今日も疲れるまで遊びました。二次充です。
いやぁ、楽しかった。はしゃぎまくって、帰ってくるも泊まるのはこの家。
俺、神様に勝ったかも。
そんな俺だが、1日中胸につっかえているものがあった。
はみがきするまえに聞いた美輪のあの言葉。
あれからずっとつっかえていてとれない。
「ふぅぅぅ!今日もいっぱい遊んだねぇ☆日平ちゃん!」
「うん!楽しかったよ!」
しかし、皆の笑顔を見ているとそんな考えている暇などない。なんかまた遊びたくなる。
「あ、おなか減りましたよね!急いでご飯の支度をします!」
しっかり者の美輪。
「そーね♪じゃぁそれまでにお風呂入ろうかな?」
お姉さんの美咲たん。
「昨日入ってないからべたべたで気持ち悪いもんね!」
能天気な日平。
俺は結構、恵まれた存在なのかもしれない。うん。
「聖弥君はお風呂入る?」
「…」
「聖弥君?」
「…あぁ!ごめん。風呂、入るよ。」
俺はとっさに答えた。
すると俺の頭の中をなにかが横切った。
風呂…?
女子が… 入った… 後の… お風呂?
俺の顔が一気に紅くなる。
ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
いや、ダメだ。このままだったら俺は…本物になっちまう!
あ、そうだよ。俺が先に入ればいい。そうすれば後から女子が入って…
それもダメじゃねぇかぁ!!
うおっ、どうしよう!そうだよ、なら仕方ないよな。よし。
俺は最終的に覚悟を決めた。
それはコンクリのように固いものだった。
俺は心の中で強く心に決め、美輪にならって家へ入って行った。
「じゃ、美輪はご飯作って、日平ちゃんと私は一階のお風呂に順番で、聖弥君は二階のお風呂ね!」
俺は笑顔で頷く。
…しかし、それを止めるものが頭の中に存在していた。
日平ちゃんと私は…一階で…俺は…聖弥君は…二階?
その文章が頭の中で100回ほどリピート再生された時、俺はやっと現実を理解した。
…やっぱりな。
そして思った。俺、理解するまでに時間かかりすぎだ。
「じゃぁ、ご飯でまたね!ばいばい!」
日平と美咲たんは、俺に元気に手を振り、廊下をまっすぐ進んでいった。
「結局俺ってこうなんだよな…。」
ため息混じりにそう呟くと、俺は階段を上って行った。
長い、長い、螺旋階段。
目が回って落ちるかもな。
いっそ落ちてしまいたい。
「はぁ。さっぱりしたよ。」
俺はダイニングルームへ行き、料理をしている美輪に話しかけた。
「そうですか!昨日の分の汗も、洗い流しましたか?」
「おう。」
「日平ちゃんたちは、まだみたいですね〜。」
美輪は笑顔で作業を続けている。
なぜだろう。
三次元にいた時も、二人っきりの時間があったのに…。
今、なぜか初めて落ち着いて美輪と話している気がする。
「今日の飯はなんだ?」
「うふふ…。お楽しみです。」
美輪はにやにやしながらこちらをちらっと見た。
キッチンの前にはカウンターがあり、そのテーブルのせいで、何を料理しているかはこちらからはわからない。
子供の頃のワクワク感が湧き出てくる。
「ああ〜、さっぱりしたぁ☆」
日平濡れた頭を拭きながらが部屋に入ってくる。
にんじんとウサギの絵が入ったパジャマを着ている。
ある意味悪趣味だな…
俺の目にはそう見えてしまった。
「美咲ちゃんはどうしましたか?」
「今入ってるよ〜。」
「そうですか。」
「あれ、今日のご飯何?いい匂いぃ〜。」
「うふふ、秘密ですよ〜。」
美輪は俺と同じ質問をされ、またにやけた。
期待してるぞ!!
その時。
ピーンポーン
玄関のチャイムが鳴った。
俺は少し驚いて肩が上がった。
しかし、玄関のドアを開けると、それ以上の驚きがあった。
…なんで?
はい、ここまで!
いやぁ、暑いね…。暑い。
エアコン…意味無いわw 後でアイス食べます。