コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【参照800感謝】二次元に恋してしまった。【第21話更新。】 ( No.233 )
- 日時: 2013/08/03 20:48
- 名前: 檸檬 ◆iwOQ5dadXo (ID: 4M4hyAMx)
- 参照: 国語はアフリカへ旅しました。(ヨーロッパはずるいと思った
コメントがいつもよりも少ない。゜+。・゜:。*・.+:゜。*。(つД`)*゜。
いや、それが普通だよね。うん。(自分を洗脳なう)
何か親が自分の娘(妹)の宿題教えるのでストレスたまってるみたいw
それでも親かw←
22話 第5章2話。
「うふぅ…おはよう…。」
俺は目をこすって廊下を歩き、やっとの思いでリビングにたどり着いた。
「うふぅ…」という言葉は、その達成感&疲労感からだった。
あまりにも長い…俺は万里の長城が見えてきていた。幻覚か。
「おはよう!」
「杁亜…だけか?」
「まぁね。皆まだ寝てる。」
「そ、そうか。」
俺は周りをきょろきょろ見回しながら、でっかいソファに座った。
すると、同じくソファに座っていた杁亜が、俺の近くに座りなおした。
あまりの近さに、少しドキッとするも、精神を安定させる。
深呼吸、深呼吸。
まず、恋愛感情なんか無いくせに何ドキドキ…して…。
そうか、可愛いからだな。
オーラってやつだよな。
「何やってんの?」
自分の世界に入り込んでいた俺は、杁亜の視線に気づかなかった。
「うわっ!何でもねぇよ!」
思わずソファの上でバウンドしてしまった。
その瞬間、ソファで思いっきり飛び跳ねたい衝動に駆られる。
「な、なんでそんなにびっくりするのよ?!」
「や、何でもないっす!」
そういえば3日目の朝だ。今日でお泊まりは終わりか。
そう思うと、頭痛が襲ってくる。
そして、寂しさが。
二次元では、何もかもが自由だった。
おまけに、空気までもが軽かった。
俺の夢の場所だった。
帰りたくない。
俺は悲しみに襲われる。
胸が雑巾のように絞られるような感覚。
痛いんじゃない。苦しい。
息をしている感覚がなくなる。
二次元中毒なのかな?
少しの時間ならまだ気持ちは残らなかった。
ここまで苦しくもないはず。
だけど…長居したからだ。
なにか心残りがあるのか。
なんだろう。
俺はまだ、この時気付く事が出来なかった。
自分がどうしてこんなに苦しいのか。
なぜ二次元から離れたくないくらいに胸が苦しい…?
俺はあっさりしているほうだぞ。
そう、帰ったって美輪は居るんだ。
分かっているのに…
なぜ…?
「おはよう…ございます…。」
「あ、おはよう、美輪ちゃん!」
「二人共早いですね…。まだ5時半ですよ?」
「え、まじか。時計見てなかった。」
「まぁ、来たばっかりだし、ウキウキしちゃって落ち着かなかった!」
「あ、そういえば、電話鳴ってました!今保留してるんですけど、聖弥さん出てください!」
「へ?俺に?何で二次元?」
「聖弥さんと話したいって。」
「ふぅ〜ん…。」
俺は誰からなのか考えつつ、電話がある場所へ向かう。
美和からとか?
まぁ、ありうるかも。
ガチャ
受話器を手に取り、耳にあてたその瞬間。
耳に入ってきた声は、
「もしもし?城ヶ崎聖弥さんですか?」
俺は口が開いたまま硬直してしまった。
胸の鼓動が高鳴る。
揺れる。心臓が揺れる。
今までにないほどに揺れていた。
顔が真っ赤に染まり、手が震える。
…声だ…
…の声だ…
美…の声…だ…
美奈ちゃん…の…声…だ…
「あわ、わわわ…あわわわわわわわわ…」
胸がきつく絞られる。
熱い、熱いぞ。
体が熱いぞ。
「あの…聖弥さん…ですか?」
ヤバい、声が出ない…緊張して…声が…。
俺は喉から声を出そうとする。
どんなだみ声でも良いから出てくれ…
「は…い…俺、聖弥です。」
はぁ、やっと正常になった。
「ああ、私、神無月美奈です。」
やっぱりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!
俺は声に出かかっていたが、必死にこらえた。
「こんにちは!」
「あ、こんにちは!」
ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
続く。
あい、終わった。ちょっとチャットが荒れてるから早いとこ抑えてくるぜ